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上級編 その2

真っ青で雲ひとつない山頂。高気圧に覆われると、素晴らしい展望を見ることができます。では、この高気圧とは、何hPa(ヘクトパスカル)を言うのでしょう。

① 1000hPa以上

② 1050hPa以上

③ 周囲より気圧が高いと高気圧

③ 周囲より気圧が高いと高気圧

高気圧も低気圧も、周囲との比較で定義されます。したがって、1030hPa以上の低気圧もできます。低気圧には周囲から風が吹き込み、行き場を失った空気は上昇します。上昇気流が強くなって雲が発達し、雨になります。


標高4000mを超えるヒマラヤ高山地域に育つ植物は、厳しい環境にさらされており、独特な特徴を備えています。なかでも、温室植物と呼ばれる植物があります。どんな植物でしょう。

① 半透明な葉が花を覆い、そこが温室状態になる

① 半透明な葉が花を覆い、そこが温室状態になる

セイタカダイオウは、花が集まった部分(花序)を、白い半透明の葉 (苞葉)がカプセルのようにすっぽりとおおっています。この葉が温室の役割を果たして、太陽の熱を逃がしにくくし、有害な紫外線 からも花を守っています。

② 岩の陰で、無風で温度が下がらないところに生育する

③ 冬の時期、ネパール政府が温室で育てている


南米の4000~5000mの高地には、グアナコやアルパカ、リャマ、ビクーニャといったラクダ科の動物がいます。かれらの祖先は、どこにいたのでしょうか?

① 北アフリカにいたラクダをスペイン人が連れてきて、交配させた

② 北アメリカで進化し、ラクダはユーラシア大陸へ行きグアナコらの祖先がパナマを越えた

② 北アメリカで進化し、ラクダはユーラシア大陸へ行きグアナコらの祖先がパナマを越えた

ラクダ科の祖先はもともと北アメリカ大陸で進化しました。200万年から300万年前に陸橋化していたベーリング海峡を通ってユーラシア大陸へと移動し、ここで現在のラクダへと進化しました。北アメリカ大陸のラクダ科は絶滅しましたが、パナマ地峡を通って南アメリカ大陸へと移動したグループは生き残り、現在でもリャマやアルパカ、ビクーニャ、グアナコの近縁4種が生き残っています。

③ 中央アジアで進化し、グアナコの祖先がベーリング海峡を渡ってきた


富士山の最高峰は剣ヶ峰で、山頂の周囲には8つの峰があります。富士山という名は、峰の総体です。次の中で間違っているのはどれでしょう。

① 蔵王山(宮城県・山形県)の最高峰は熊ノ岳

② 箱根山(神奈川県)の最高峰は神山

③ 立山(富山県)の最高峰は雄山

③ 立山(富山県)の最高峰は雄山

立山の最高峰は大汝山です。
その他にも総体と最高峰との関係として、大雪山(北海道):旭岳、八甲田山(青森県):大岳、鳥海山(山形県):新山、赤城山(群馬県):黒檜山、白山(石川県・岐阜県):御前峰、八ヶ岳(山梨県・長野県):赤岳、天城山(静岡県):万三郎岳、大山(鳥取県):剣ヶ峰、石鎚山(愛媛県):天狗岳、雲仙岳(長崎県):普賢岳、阿蘇山(熊本県):高岳などがあります。


飛騨山脈を「日本アルプス」と命名したのは誰でしょう?

① 英国鉱山技師ウィリアム・ガウランド

① 英国鉱山技師ウィリアム・ガウランド

英国人鉱山技師のウィリアム・ガウランドが、故郷のヨーロッパのアルプス山脈に似ていることから「日本アルプス」と命名しました。ヨーロッパアルプスのような大きなスケールではありませんが、岩壁や山稜あるいはカールといった多様な地形に加え、豊富な高山植物の数々や雪渓が、世界的にも希にみる美しい景観を作っています。日本人にはあまりにも身近であるため気づいていませんが、日本の山は世界に誇るべき美しさです。

② 英国宣教師ウォルター・ウェストン

③ 米国動物学者エドワード・モース


山で仰ぐ満天の夜空は最高です。それでは宇宙の問題。太陽系で一番高い山は火星にあるオリンポス山。さて、高さは何mでしょうか。

① 約5000m

② 約2万7000m

② 約2万7000m

オリンポス山は、そのカルデラに富士山がすっぽり入ってしまうほど巨大な火山です。しかし、最新の研究から、オリンポス山の付近にあるアルシア山、パボニス山、アスクレウス山という火山を含め、幅7,000kmに及ぶ超巨大な火山体だという説が浮上しています。つまり、タルシス高地として知られる巨大な隆起台地全体が1つの火山だというのです。

③ 約8万2000m


気圧というのは気体の圧力です。高山では気圧が減り、酸素濃度や沸点が下がります。では、平地では、人にどのくらいの気圧がかかっているのでしょう。

① 手のひらで、100g

② 手のひらで、1kg

③ 手のひらで、10kg

③ 手のひらで、10kg

海面では、1平方cmに約1kgの気圧がかかっています。標準大気圧(1気圧)は海面上で 1013.25 hPa 。高所へいくほど低下し、計算上では富士山頂で約0.7気圧、エベレストの頂上では約0.3気圧になります。


高原には、美しく広がるシラカンバ(白樺)と同じように、ダケカンバが自生しています。どう違うのでしょうか。

① ダケカンバはシラカンバより標高が高いところに分布する

① ダケカンバはシラカンバより標高が高いところに分布する

標高の高いところにはダケカンバが、ダケカンバより低いところにシラカンバが分布しています。標高約1400mの尾瀨や約1500mの上高地では、分布の境界に当たり、両方を見ることができます。

② ダケカンバとシラカンバは、じつは同じもの

③ シラカンバはカバノキ科、ダケカンバはカンバ科に属する


山の魚といえば岩魚(イワナ)。渓流の奥に棲んでおり、幻の怪魚とかいわれています。さて、次の中で間違っているのはどれ?

① 蛙はおろか仲間も食べるといわれるほどどう猛

② 水がない河原を泳ぐ(?)こともある

③ 旅館で出される「イワナ塩焼き」はじつはヤマメ

③ 旅館で出される「イワナ塩焼き」はじつはヤマメ

イワナは肉食で水棲昆虫や小動物を食べ、共食いもします。蛇を咥えていたという話もあります。氷河期の生き残りで上流の冷たい水に生息しています。養殖に成功し、身近に食べることができるようになりましたが、養殖魚と原種のイワナが交雑する問題が起きています。


JR青梅線にある御嶽駅は、御岳山や高水三山などへのハイキングの入口として、休日は多くのハイカーで賑わっています。では、御岳山のケーブルカーの麓の駅名は何というのでしょうか。

① 御岳下駅

② 御岳山口駅

③ 滝本駅

③ 滝本駅

麓の駅が「滝本駅」、山の上が「御岳山駅」。西東京バスは、終点の登山口が「ケーブル下」で、JR御嶽駅前のバス停は「御岳駅」です。滝本とは、昔の地名で「滝の下にあるので呼ばれていたのではないか」。参拝者は「御岳山にお詣りする前に滝で身を清めていたのだと思う」(武蔵御嶽神社の神主さん)ということでした。


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