大弛峠からの高低差はわずか
―金峰山(きんぷさん)―

工藤さんファミリー

「きんぷさん」または「きんぽうさん」と呼ばれる標高2,599 mの山。
山頂には五丈岩という特徴のある岩がある。特徴ある山容は中央道からも見つける事ができるだろう。この山は展望がよく八ヶ岳、富士山を始め、北アルプス、中央アルプス、南アルプス、さらには浅間山などを見通すことができる。広域地図を持って山座同定すれば楽しい時間を過ごせるだろう。

秋の紅葉シーズンということもあり、午前中の下山客が増え始める頃を狙い向かうが、駐車場は満車であった。今回は大弛峠から尾根沿いを辿り、朝日岳、鉄山を経て山頂に至る。
登山口の標高は2360m、山頂は2599mと高低差が少ない尾根歩き。子供やカラフルなお姉さん、年配の方まで、幅広い世代がハイクを楽しんでいた。

大弛峠から標高2477mまでやや急な道を登る。ここを越えると緩やかな斜面となるので、汗をかかない程度にゆっくり登ろう。道中の心地よい樹林は紅葉シーズンになると鮮やかに色づき、紅葉狩りしながら歩いてもよい。
朝日のコル(峠)にケルンがある。ここを西へまっすぐ進むとスタートから1時間ほどで朝日岳に至る。手前にはお昼をするに良い広い岩場があり、天気の良い日には日向ぼっこが楽しめる。とはいえ標高2500m、体が冷えないよう防寒は忘れないようにしよう。朝日岳のピークを越すと、鉄山の間にあるコルへ下りるが、その肩から金峰山、瑞牆山の展望が広がり、絶好のシャッターポイントである。なだらかな道を辿り、鉄山の横を抜け、大きな岩場がでてくると間もなく金峰山の山頂となる。そこには独特な形をした五丈岩と鳥居がみんなを迎えてくれるだろう。
そのまままっすぐ金峰小屋、大日小屋、富士見平小屋を辿り、瑞牆山方面へ抜けることもできるが、今回はもと来た道を戻る。

 

   
大弛峠の登山道入口   やや急な登山道を登る   朝日岳が見えてきた
   
朝日岳の碑   朝日岳の肩から金峰山を望む   両側のシャクナゲが咲く頃はまたきれいだろう
   
秋なのに夏みたいな景色   山頂までもう一息   ここを越えると山頂
山頂
 
五丈岩   瑞牆山を背景に
 
下山途中、朝日岳手前の登山道   下山完了

行 程

アクセス

マイカーの場合、勝沼ICまたは一宮・御坂ICからR140を目指す。牧丘トンネルを抜けたらすぐ左折し、ほぼ道なりに約1時間走る。
注意点  トイレは大弛峠の駐車場のトイレを利用

コース

大弛峠の駐車場をほぼ西に→朝日岳(2579)→鉄山(2531)→金峰山(2599)のピストン

親子
コース
タイム

大弛峠12:05→朝日岳13:33→金峰山14:36着→下山開始14:58→下山17:05 合計:4:00

白馬岳情報