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小学生 高学年(3)

エヴェレストをめざして

ジュン・ハント 著

1953年5月、世界最高峰エヴェレストの初登頂に成功したのはイギリスの登山隊の隊長だったジョン・ハントの手記をまとめたもの。登山に至るまでの長年にわたる入念な踏査と周到な準備、国境を越えた人びとの友情と団結、チャレンジ精神。ジュン・ハントみずからが若い人たちに語る感動的な冒険物語。

 

岩波少年文庫
581円
1989年刊行


ヒマラヤで考えたこと

小野有吾 著

地理学者として氷河の学術調査のために出かけ、ヒマラヤの雄大な自然の美しさに魅せられた著者。ヒマラヤで生活するうち、食糧・燃料確保の難しさが引き起こす環境破壊や登山客たちによるゴミのポイ捨ての現実を目の当たりにし、それまでの「地球科学者」ではなく「地球環境科学者」として、以後、美しい自然を守るための運動に奔走献身するようになった経緯を語った体験記。

 

岩波ジュニア新書
735円
1999年刊行


岳 1~18巻(まんが)

石塚真一 著

若くして世界の巨峰を登頂した島崎三歩が次に選んだ道は、北アルプスでのボランティア山岳救助隊員だった。ときに非情とも映る冷静さで救助活動を続ける三歩だが、山を愛する気持ちを持つ遭難者を決して責めることはない。底抜けに明るくひたむきな三歩と、山の安全に関わる人々や山を訪れる人々たちとの交流を描いた長編シリーズ。文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、小学館漫画賞などを受賞し、2011年に映画化。

 

小学館
各550円
2006年刊行~


アルバータ山のピッケルものがたり

芳賀淳子 著

1925年、槇有恒ら日本山岳会初の海外遠征隊がカナディアンロッキー未踏峰のアルバータをめざしました。このとき、みごと登頂を果たした日本隊は、頂上に1本のピッケルを立てて下山します。本書は、このピッケルがその後にたどった数奇にして感動的な運命を、美しい水彩画とともに描きだしています。

 

自費出版
1,500円
2013年刊行


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