子どもパークレンジャー

浅間山を取り巻く市町村の小学生に自分たちの暮らす地域をよく知り、愛着を持ってもらえるように活動を行なう。今年は、地域のシンボルでもある浅間山について、過去の火山の噴火や今後の防災になどについて実際に現場に赴き教授など専門家よりお話を聞き、グループで話し合い学びを深めていくものである。また上信越高原国立公園に位置し、豊かな自然環境を保有しているこの地域の魅力を再発見する。全4回実施で各回とも専門家の先生を講師にお迎えする。

・開催日:平成26年9月23日
・対象・参加者:浅間山周辺在住小学3~6年生・21名

   
鬼押出し園では岩石に火口から流れてきた跡がよく見える   先生の手の方向にあった村は、土石流でほとんどの人が生き埋めになった鎌原村   環境省のレンジャーよりお話
   
黒斑山に登る前にグループごとに登山届を記入   実際に浅間山を見ながら成層火山のでき方の説明   浅間火山をバックに記念撮影
   
子どもパークレンジャー任命式では、手帳、ペン、帽子、ルーペをレンジャーよりもらう   迫力満点だった火山の噴火実験は、東大院生がわざわざ見せてくれた   地下30mにある地震計の見学
[具体的な内容]

前半はフィールドワークとして現地を歩き、火山噴出物の観察や解説をパークレンジャー手帳に記録しながら歩く。後半はグループごとにその日の学習を振り返りテーマに沿ってまとめる。1回目は鬼押出し園と嬬恋郷土資料館、2回目は黒斑山と高峰高原ビジターセンター、3回目は浅間火山観測所と六里ヶ原、4回目は塚原赤岩神社とエコール御代田を会場に開催する。

[目的地]

鬼押出し園・嬬恋郷土資料館

[主催]

環境省長野自然環境事務所

[主旨]

浅間山の天明の噴火の痕跡を観察しながら、当時どこでどんなことが起きたのかを学び、火山の脅威と恩恵について考える。鬼押出し園では溶岩流の流れた跡や結晶の観察、嬬恋郷土資料館では土石流が流れ下ってきた際の様子や展示物の見学等を行ない、グループのまとめでは「新しく発見したこと知ったこと」、「今回知ったことをどのように活かしていくか」を話し合い発表した。

[開催日]

平成26年9月23日

[対象・参加者]

浅間山周辺在住小学3~6年生・21名

[講師・スタッフ]

東京大学名誉教授 荒牧重雄先生、浅間山麓国際自然学校4名、環境省万座自然保護官事務所2名

[当日の天気]

快晴

[日程]

①平成26年9月23日
②平成26年10月19日
③平成26年11月9日
④平成26年12月14日

スタッフの声

昨年度に引き続き、今年も実施することになった子どもパークレンジャー。環境省レンジャーの指導の下、レンジャーのお仕事のお手伝いをするプログラムです。昨年は森と水の生き物をテーマに実施しましたが、今年はずばり火山をテーマに。題材が少し難しいのでどうかなと不安もあったけれど、実際集まった子ども達はどんどんメモを取り、がんがん質問をするいけいけの子どもたちでした。内容は低学年には高度なところもあったけど、高学年の子のサポートもあり順調に開催できています。みんなが作った浅間火山クイズはきっと大人でも分からないだろうね。今回の学びが参加者のみんなの今後の生活にどう影響するかは分からないけれど、今よりもっと浅間山を好きになってもらい、火山は怖いというイメージではなく、正しい知識を持ってこれから浅間山と付き合っていってもらえたらいいなと思っています。

浅間山麓国際自然学校 事務局 杉山隆

お問い合わせ

NPO法人浅間山麓国際自然学校
長野県小諸市高峰高原ビジターセンター内
TEL.0267-23-3124
npo-asama@mopera.net
担当:杉山