山ではいつも「確認」を

 

確認その1

 地図と現場の山とを頭の中で一致させる

地図を開いて、登る山と対峙し、尾根と谷の形、特異な地形など見比べ確認する。登山口を確認し、頂上へはどの方角に登るか方位磁石で確認する。

 

確認その2

 休憩場所・分岐点での確認

休憩場所に着いたら、現在地を地図上で確認しあう。分岐点では、地図と方位磁石を用いて、周囲の山などの山座同定の判断をし、正確かどうか確認する。

 

確認その3

 山道には目印がついている

複雑で迷いそうな山道(特に秋から冬への落ち葉道、道が判然としない場所)を歩くとき、道標の確認とともに50mほどの間隔で立木や岩に付けられた目印を追って登ること。立木にはテープやピンクの布、テープが巻きつけてある。岩には白ペンキで矢印や○X(侵入可、不可)あるいは文字がある。天地左右よく見て目印を見落とさないようにしよう。
なお、高山植物など自然保護のためにも登山道は外れずに歩きましょう。

 

確認その4

 地図の歩行路と実際の道の違い

地図は国土地理院地形図2万5000分の1か、地図会社が販売している集成登山地図5万分の1地図等を用いるとよい。ただし、地図には縮尺による最小単位(2万5000分の1なら水平距離25m、標高なら10m)以下の凸凹や曲道は地図上に表記されない。ただの直線となる。地図上の1mm程度の中には記入できないからだ。カーブなどぐるり回っても慌てず歩けば、進行方角は戻る。地図と方位磁石を信頼しましょう。