2023年12月 定例山行「 高尾山清掃登山 」



日 程 2023年12月9日(土)
目的地 高尾山
コース <往路>
  A班:「稲荷山コース」
    ケーブル清滝駅前9:30 ⇒ 9:40旭稲荷9:45 ⇒ 10:50稲荷山展望台11:00
    ⇒ 12:05高尾山山頂
  B班:「6号路コース」
    ケーブル清滝駅前9:30 ⇒ 9:55琵琶滝 ⇒ 11:40高尾山山頂
  高尾山山頂で両班合流後昼食

<復路>
  A・B班
    高尾山山頂13:05 ⇒(1号路)⇒ 13:40薬王院 ⇒ 14:15浄心門下(3号路分岐)
    14:20 ⇒(2号路)⇒ 14:30(琵琶滝道) ⇒ 15:15病院脇 ⇒ 15:25ケーブル清
    滝駅横倉庫
参加者 A班 : 渡辺、染谷、二戸 
B班 : 大西、辻橋、喜多、佐藤) (計7名)
担 当 渡辺
記 録 文 / 渡辺・佐藤   GPSデータ / 渡辺   写真 / 渡辺・佐藤

 
(渡辺記)
快晴の下、9時半前には全員がケーブル清滝駅前に集合。ゴミ袋が各自2枚ずつ配られた。
6号路コースの方がゴミは多いだろうとの予測で、人数の多い大西・辻橋・喜多・佐藤のB班が担当。
稲荷山コースには渡辺・染谷・二戸のA班が向かうこととなった。
喜多さん、大西さんは早速、おそろいの脚絆を装着。 ちょうど9時半に2班同時に清滝駅を出発。

清滝駅前で出発準備

おそろいの脚絆

A班(渡辺記)
 稲荷山コースは、帰着点である倉庫の手前の橋を渡り、尾根に向かって登っていく。
まず最初のターゲットは坂を一気に登ったところにある「旭稲荷神社」である。多くの人が一息入れるところで、例年ならばゴミがそれなりに落ちているが、今年は全く見つからない。
そこで神社の裏手に行くと、神具と思われる皿や壺などが赤いぼろ布に包まれて捨ててあるのを発見。
神具は神社の中に戻し、ぼろ布だけを回収することにした。

 途中、ポツポツとしかゴミは見当たらず、「今年は少ないね」と言いつつ稲荷山の休憩所の手前まで来たところ、大量のゴミが固まって捨てられているのを二戸さんが発見。
ワインの瓶や紙コップなどがあり、どうやら宴会のあとのゴミをここに捨てたらしい。
大量の宴会ゴミは3人で手分けして片付けたが、この日のゴミの1/3位の量はあったかもしれない。
そのあと稲荷山の休憩所で休んだが、四阿がなくなっており舞台の様な木の台だけになっていた。

 この稲荷山のコースもとにかく階段が多く、岩場のところなどもみんな木の階段に置き換えられていた。
山頂直下の最後の急な石階段でさえも全て木の階段に変わっていたのには驚かされた。

大量の宴会ゴミが放棄されていた

ゴミを拾う二戸さん

 B班(佐藤記)
 山遊会年末恒例の高尾山清掃登山に初参加しました。
12月も半ばとなり、さすがに集合時は寒さを感じたものの、道中は汗ばむほどの陽気。紅葉の名残も楽しめ、気持ちのよい気候でした。

B班は沢沿いの6号路を担当。お天気の良い週末とあって登山客は多く、後方からの追い越しを幾度となく促しながら進みました。
トングとゴミ袋を持って挑んだ清掃登山ですが、往路・復路とも意外にもゴミが少なく拍子抜け。
例年に比べても圧倒的に少なかったようです。もはや宝探しのような気分でゴミ集めしました。

歩けどもゴミはほとんどありません

とりあえず休憩・・・

お宝がなくしょんぼりする喜多さん

お宝発見し、楽しそうに谷に降りる大西さん
               

戦利品乏しいまま山頂へ向かうB班の後ろ姿は
どこかさみしい?

(佐藤記)
  後日、知人から仕入れた情報によると、我々の山行の前日に高尾599ミュージアムのボランティア清掃があったそうで、先を越されたのがいささか残念です(笑)。

(渡辺記)
 山頂の展望台からはいつもながらの美しい富士山が眺められた。
そしていつもの場所でB班が昼食の準備をして待っていた。
A班も合流し、ビールに始まり赤ワイン、大西さんお得意のヒレ酒といつもの宴会昼食を楽しんだ。
昼食後は展望台で富士山をバックに記念撮影。いろいろな鉄道切符を財布にため込んでいた乗鉄の人に撮ってもらった。
そのあと、いつものようにおそうじ小僧の前でも記念撮影。

いつもの場所で昼食・宴会

おそうじ小僧の前で

展望台より富士山

(渡辺記)
 薬王院の周辺でもボチボチとゴミを見つけて回収。
浄心門の下にある3号路の分岐から2号路に入り、さらに琵琶滝道に下ったがこの辺りは全くゴミを見つけることができなかった。
紅葉を楽しみながら病院脇を通ってゴミ収集場所の倉庫へ。一足先にケーブルで下った辻橋さんとも合流。
ゴミを分別して記念撮影後、今日の清掃作業は完了した。

一駅移動して高尾駅の南口にある「目利きの銀次」にて忘年会を楽しく過ごすことができた。
作業のあとのビールは最高でした。
 
男坂の階段を下る

病院上部の紅葉

ごみの分別

今日の収穫(分別後)

(佐藤記)
 少なかったとはいえ登山道から外れた場所には、まだまだゴミが散見されました。
ペットボトルや缶、食べ物の包装類が一番多かったと思います。
マスク、ティッシュペーパー、タオル、そして手袋、帽子等も目立ちました。ポイ捨てより、落とし物らしきものが意外に多い印象でした。自分を振り返っても山で失くしたものがいくつあることやら・・・。反省しました。

 そして、6号路や復路の病院脇の山道よりも、観光客が多く訪れる薬王院近くで顕著にゴミが多かったのも印象的です。
年間260万人の来訪もある高尾山ですから、観光客も含めたマナーの浸透が課題なのかなと思いました。
ただ整備されていない場所も、ぐいぐい攻めていくベテラン会員さんのアクロバットな活躍は、道行く人の関心を集め、 「ありがとうございます!」とお礼を言われることもしばしば。

このような活動が登山客の啓蒙にも貢献できるのはうれしいなと感じました。
素晴らしい活動への参加機会をいただいた山遊会にも感謝です。ありがとうございました。

見つけた獲物は逃すまい!

清掃活動はよりアクロバティックに

GPS軌跡記録(往路:赤、復路:青)



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