2019年3月定例山行「西吾妻山のスノーモンスター散策ツアー」





日 程 2019年3月2日(土)〜3日(日)
目的地 西吾妻山
コース 3月2日(土)
JR米沢駅10:22着
路線バス湯元駅前行10:45発 → 天元台ロープウェイ湯元駅前バス停11:30着  → 
天元台ロープウェイ湯元駅11:40発 → 天元台ロープウェイ高原駅11:45着
 ペンションかもしか11:50着 チェックイン&荷造り
ペンション12:15発 → レストランで昼食後(12:30〜13:00) 3基のリフトを乗り継ぎ北望台(ほくぼうだい)(1,810m)13:30着・13:45発 → かもしか展望台14:25 → 中大巓(ちゅうだいてん)(1,963.8m) 経由北望台15:00着・15:05発 → リフト → ペンション15:30着 
3月3日(日)
ペンション8:15発 → リフトで北望台8:45:着・9:00発 → 大凹(おおくぼ) → 梵天岩10:05着 → 西吾妻山山頂(2,035m)10:30~10:45  → 梵天岩11:05着 → 北望台11:50着・12:00発 → リフト → ペンション12:30着 昼食&荷造り12:45〜13:30 ロープウェイ高原駅13:45発 → ロープウェイ湯元駅13:50着
路線バス米沢駅行14:30発 → JR米沢駅15:20着
参加者 大西、片山、松島、石光、古閑、辻橋、中臺、(7名)
係 り 片山
記 録 文 / 中臺   写真 / 辻橋 ・ 中臺


 3月2日
 参加7名が同じ山形新幹線で米沢駅に到着。
先週の入笠山2月山行のリベンジと思って勇んできたが、駅の周辺は雪が見えず一瞬不安がよぎる。
路線バスは混雑するかと思っていたがバス停には誰もいない。待つことしばし、到着した湯元駅前行の路線バスは出入り口が1ヶ所の小さなマイクロバス。定刻通り出発。

市街地は日陰や空き地には若干雪が見えるが、道路は乾いている。  ところがバスが市街地を抜けると急に1m以上積もった雪が出現。路肩を示す赤白に塗り分けられたポールが目立つ。
道路は除雪済みでバスはスムーズに進むがすれ違う車はほとんどなし。白布温泉を過ぎほどなく終点湯元駅前バス停に到着、周囲の駐車場にはかなりの車が止まっている。

 往復チケットを購入後ロープウェイに乗り湯元駅から約5分で高原駅に到着。ペンションのご主人がスノーモービルでお出迎え、7名分のザック・荷物を運んでくれ、我々は空身で雪の感触を楽しみながら5分でペンションに到着。 12時ころにチェックイン後、明日のコースの下見散策の身支度・準備に入る。

松島さんは昨年骨折・手術した腕の調子が思わしくなくペンション待機となった。
ペンションのご主人の機転で購入済みの往復ロープウェイ券を払い戻しお得なエリア宿泊者用ロープ―ウェイ&リフト2日間乗り放題券に変更していただいた。感謝!


ロープウェイ湯元駅

ロープウェイからの眺望

ガラガラのゲレンデとリフト

空身でペンションへ

 リフト乗り場近くのレストランで昼食後13時に出発、リフト3基を乗り継ぎ約30分で北望台へ到着。
駐車場の車の数に比べるとゲレンデはかなり空いていて、スキー持参の大西さんはゲレンデスキーで乗り放題リフト券をフル活用。
 片山さん以下、石光さん、古閑さん、中臺がスノーシュー、辻橋さんがワカンを装着し出発。歩き始めてすぐに古閑さんのスノーシューの装着ベルトが破断、無念の早々のリタイアとなってしまった。

リフト

リフト乗継 

大西さんはスキーで

北望台から偵察開始

 力強い片山さんに引っ張られるように3人が続き、樹林帯をぬけ眺望のよい「かもしか展望台(台はない)」へ到着。周囲にちらほらリトルモンスターも見え、明日向かう西吾妻山方面がよく展望できる。

ここで辻橋さんが大自然の罠にかかってしまう。雪を踏み抜き胸ぐらいまで潜ってしまいなかなか抜け出せず片山さんがひっぱりあげやっと脱出。
ホッとするまもなく下りリフトの時間がせまり下見散策はここまでで、中大巓分岐を西吾妻山方面とは逆に左折し中大巓経由北望台へ15時に戻る。(このコースは低木樹林帯でかなり歩きづらかった)

片山さんに続け!

空が広くなってきた

展望台より西吾妻山方面を望む

ぬけ出せない・・・

リトルモンスター?

展望台で記念撮影

そろそろ下山開始

中大巓経由下山コース

これはリトルモンスター!

見惚れました

 大西さんと合流、大西さんはスキーでゲレンデから下山、我々はリフトで下山しペンションへ戻った。

夕食まで時間があるのでそれぞれ入浴や荷物整理をしたり、メンバーの荷物置き場にと供養していただいた部屋で軽い宴会でしばし懇談。
夕食後再度懇談、明日に備え早めの21時就寝で初日を終わる。

軽く?宴会

ボリュームたっぷりの夕食

 3月3日
 7時30分からの朝食後、8時15出発。残念ながら松島さんはやはり腕の調子が回復せず帰京することとなった。

 天気も良く風もなく、昨日の下見散策のおかげでリフトでスムーズに8時50分に北望台到着。
今日は片山さんはつぼ足、辻橋さんはアイゼン、大西さんはスキーにシール装着、スノーシュー組は応急修理した古閑さん、石光さん、中臺の3名と思い思いの装備で西吾妻山頂上を目指す。
あっという間にかもしか展望台到着。

中大巓分岐を右折し大凹へ向かいゆるく下り、そこから梵天岩のあるピークへ向かい少し急登。ミドルモンスターが多くなってきてみんな写真撮影に忙しい。
北望台を出発して約1時間で梵天岩に到着。前方に目的の西吾妻山が見える。

大凹から梵天岩方面へ

ミドルモンスターをぬって

梵天岩を目指して

勇姿!!

撮影で足が止まる

スキーで登る大西さん

振り返ると朝日連邦

梵天岩到着

 ここから再度ゆるく下り、吾妻連峰最高峰の西吾妻山(2,035m)へ向かい最後の登り。
このあたりからスノーモンスター出現!巨大なスノーモンスターの間をツリーホールに気を付けながら頂上を目指す。

 10時30分に頂上に到着するも雪のためか標識も見えず、頂上らしき場所をGPSでアバウトに特定し記念撮影。他の登山者も頂上がわからずみんなウロウロ。
夏の頂上は樹林の中で眺望は良くないそうだが、雪の季節の眺望はいい。
朝日連峰や中・東吾妻山?磐梯山も贅沢360度展望でき、広大で見事なスノーモンスター群を楽しむことができた。撮影会もそこそこに来たルートを戻り下山開始。

 スノーモンスターや眺望に満足したみんなの足取りは軽い。
昨日の中大巓経由下山コースは歩きづらかったので、中大巓分岐から登ってきたコースを戻り12時前に北望台に到着。12時30分にペンションに帰着。

梵天岩からゆるい下り

スノーモンスター

これだ!!

山頂記念撮影 (大西さん転倒)

歓喜の記念撮影

朝日連峰?

下りリフトから

この方向はどこかな?

 昼食・荷造りを済ませ、またペンションのご主人にスノーモービルでザック・荷物を運んでいただきロープウェイ高原駅へ。
早くも来年は雪の多い2月に西吾妻山山行をペンションかもしか泊で企画してほしいと片山さんにお願いする声も出た。ロープウェイで下山後、帰りはかなり込み合ったマイクロ路線バスで米沢駅着。

帰りの新幹線がまちまちだったのでJR米沢駅で解散としたが、食いしん坊と酒好きが米沢牛と地酒をと意気投合し、結局6名全員が駅近くの飲食店であわただしく食べ・飲み今度こそ解散となった。

路線マイクロバス

宴の後


 晴れ女の辻橋さんパワーか、参加者の行いが良いのか、山行両日とも天気が良く風もほとんどなく、「ラッセル片山」の出番はなかったが、片山リーダーのパワフルな動きがみんなをけん引、山遊会の目的である「山に遊び、山に学ぶ」を実践でき大変楽しい充実した山行だった。
 また、晴天じゃないからこそスノーモンスター(樹氷)は形成されるわけで、今回のように晴天と週末が合致し、かつスノーモンスターを満喫できた山行はなかなか貴重だった。

**地図上のポイントをちょっと調べました。(雪で周囲と様子があまり違わなかったので雪無期の様子です)
   かもしか展望台:
     石がゴロゴロした明るい広場。特に展望台のようなものはない。付近はハイマツなど低木が多いので、
     見晴らしが良く、なだらかな山容の西吾妻山を展望することが出来る。
   大凹:
     北望台と西吾妻山のほぼ中間の位置の窪地にある水場。冷たい沢水が疲れを癒してくれる。
     残雪が夏ごろまであるところから「雪田草原」とも呼ばれている。付近は池塘が多くあり、高山植物の宝庫。
     この先、梵天岩までは岩や石を渡り歩く急坂が続く。コース中最も歩きにくいところ
   梵天岩:
     鞍部・大凹(おおくぼ)から岩で歩きにくい急坂を登り切ったところにある開けた岩場。東側には吾妻連峰西部の雄大な
     展望、そして、いろは沼など池塘群が楽しめる。反対側にはなだらかな山容の西吾妻山が見える。

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