2017年3月定例山行「八ヶ岳/根石岳・赤岩の頭」




日程 2017年3月25-26日(土・日)
目的地 根石岳・硫黄岳
コース 3月25日
夏沢鉱泉12:30→13:43オーレン小屋13:51→夏沢峠分岐14:51→15:05根石岳15:22→15:41夏沢峠分岐→16:08オーレン小屋→16:45夏沢鉱泉
3月26日
夏沢鉱泉7:20→8:31オーレン小屋8:40→9:00峰の松目分岐→10:28赤岩の頭10:45→11:20オーレン小屋11:28→12:00夏沢鉱泉
参加者 片山、大西、松島、中臺、山本、渡邉、辻橋、染谷、古閑、保坂、白川  計11名
係り 松島
記録 文 / 白川  写真 / 渡辺

 初めての八ヶ岳。期待に応えるような気持ちのよい晴天。茅野駅の改札前で集合し、東口のバスロータリーに止まっている夏沢鉱泉のマイクロバスに乗り込む。道は少しずつ雪道に変わり、途中でチェーンを巻いた別のマイクロバスに乗り替え、桜平駐車場に到着。ここから徒歩。ザックはそのままバスに乗せてもらえたので、アイゼンをつけて空身で夏沢鉱泉へと歩く。

根石岳に向かって夏沢鉱泉を出発

オーレン小屋に到着

 夏沢鉱泉で昼食を済ませ、根石岳へ出発。と、突然メンバーのアイゼンが外れてしまった。そこで第1班と第2班に分かれて行動開始。以下、第1班の行動内容となる。登山道はトレースがついており、ほぼ夏道のコースタイムでオーレン小屋に到着。小屋の前で小休止を取り、箕冠山へ向かって樹林帯を登りあげていく。 雪に覆われた静かなシラビソの森は、さながら北欧の森のような雰囲気だった。枝からつららが伸びているのを見て、春を感じる。

根石岳への鞍部には雪がない

根石岳への最後の登り

 箕冠山から北へ少し下ると樹林帯を抜け、一気に展望が開き、西天狗と東天狗の姿が目に飛び込んできた。いったん土の出た鞍部に降り、根石岳へ登り返す。15:10、山頂到着。雲は多いが風はほぼ無く、西天狗、東天狗、蓼科山、硫黄岳など八ヶ岳の山々が一望できる。今まで低山しか歩いてこなかったので、そのスケールの大きさに圧倒された。夏になったらどのような景色になるのだろうか。しばらく山頂で展望を楽しんだ後、名残惜しいが帰路へ着く。アイゼンを外してスムーズに降ったおかげで、日の落ちる前に下山できた。

根石岳山頂にて

西天狗岳と東天狗岳

 夏沢鉱泉の湯につかってさっぱりした後、豪華な夕食を囲んだ。第2班は、オーレン小屋まで足を伸ばした後、夏沢鉱泉に戻ったとのことだった。翌日は天気が下り坂なので、硫黄岳まで到達できないだろうが、12時には小屋に戻れるようにしようということになった。
夜には湯たんぽが配られ、寒さを感じることなくぐっすり眠れた。

 2日目は、朝から雪が降りしきっていた。夜のうちに20cmは積もったようだ。風はほとんどない。登山道もすっかり様変わりして、柔らかい新雪を踏みしめて進む。オーレン小屋から赤岩ノ頭へ向かったトレースがなかったため、幹事の片山さんを先頭に男性陣がラッセルを開始。ラッセルと思えない素晴らしい速さだったため、ここで第1班と第2班に分かれて行動することになった。

雪の降る中を出発

辻橋さんを先頭に雪の樹林帯を進む

 第2班はゆっくりしたペースで着実に登っていったが、稜線まであと少しというところで時間切れになり、来た道を引き返した。第1班は稜線までたどり着き、硫黄岳まであと少しだったとのこと。オーレン小屋の前で全員が合流し、揃って夏沢鉱泉に帰り着いたのが予定時刻ちょうどの12時だった。

ラッセル片山の面目躍如

赤岩の頭に到達した1班

すぐに熱い湯に入り、昼食を済ませて桜平駐車場まで歩く。マイクロバスを乗り継ぎ、茅野駅の蕎麦屋で反省会をした後、三々五々に解散した。


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