12月忘年山行 高尾山ゴミ拾い山行

日程 平成23年12月11日(日)
行先 高尾山
1班:稲荷山コース〜3号路〜2号路
2班:6号路〜3号路〜2号路
コース 1班
高尾山口駅前10:00〜清滝駅前出発10:30〜稲荷山展望台11:30〜6号路分岐12:00高尾山山頂(昼食)12:30〜14:00〜3号路、2号路経由〜清滝駅前16:10
2班
高尾山口駅前10:00〜清滝駅前出発10:30〜岩屋大師11:20〜高尾山山頂13:00〜14:00高尾山山頂〜3号路、2号路経由〜清滝駅前16:10
参加者 1班:菅原、辻橋、喜多、高橋(武)、松島、江村、柄澤 計7名
2班:小山、染谷、大西、永田、古閑、山本 計6名
途中から合流 中澤  合計14名
係り 小山、菅原
記録 1班:柄澤洋城、2班:山本憲一

 1班:稲荷山コース(記録・柄澤)
絶好の登山日和となった12月11日(日)忘年山行(高尾山ゴミ拾い)が行われた。
集合場所の高尾山口駅前に12名が参集、(2名が遅れて参加)清滝駅前に移動し、菅原さんより山頂集合は12時30分頃と説明があり、ビニール袋2枚が渡された。
また、小山さんから今回は稲荷山コースと6号路の2班に分かれて出発したいと言うことで、その場でメンバーが呼び上げられ、記念撮影後2班編成で出発した。
高尾山の紅葉は11月下旬が見頃で多くの入山者があるようだが、今日も人の切れ間がなく子供から若者、中高年の人まで幅広い年代の人達が山頂を目指していた。


遅れても元気な高橋さん


恒例清滝駅前でのキネパチ
 稲荷山コースを登ると間もなく祠がある台地があり、その先の左斜面は昨年ザイルを使って多くのゴミをゲットした場所だが、今年はザイルの到着が間に合わず、目視して通過することになった。
上り坂の山側、谷側を交互に鵜の目、タカの目で獲物を探すも収穫は少なかったが、谷筋を下っていったら空き缶ならぬ、カンアオイの自生地を発見してしまい感激であった。
稲荷山展望台の手前にベンチのある平坦地があり十数名が食事を取っていたので、それとなく周りに空き缶、ペットボトルなど捨てられていないか探したが幸いにして発見できなかった。
稲荷山展望台は手前から巻道を通り、人のあまり行かない場所にはお宝ありと思ったが全くなく嬉しい誤算であった。この先休憩場所となるのは6号路との分岐、山頂、モミジ台方面との分岐であるが休憩している人が多く、周りのゴミを探し回ることが出来なかった。
12時30分頃山頂に着くと、白く雪をかぶった富士山が美しく歓声も聞こえてきた。
13名全員到着後(中澤さんは午後合流)「大見晴し展望台」脇に格好の場所を得て、昼食となったが、何時も通り様々なアルコール類が並び、染谷さんから高橋さん、永田さんへ誕生日プレゼントのワインが渡された。
今回の最大の話題は永田さんが入れ歯を拾ったことで、どの様な状態で落したのか、何故拾わなかったのか等のトークで盛り上がった。
 14:00山頂より下山開始、9月21日の台風15号の被害で規制のある3号路から2号路へ向かう。昨年と同じルートであるが、昨年同様多くのゴミを回収した。
回収ゴミはすべて新しく捨てられたものばかりではなく古いビン、缶も含まれている。
高尾山は年間250万人の登山者、ハイカー、観光客で賑わうと言われているので大量のゴミを想像していたが、「ゴミの持ち帰り」PRや入山者のマナーの向上を100%信じているわけではないが意外に少ない印象を受けた。
大量の戦利品を持って清滝駅前の収納庫小屋に着いたのは16時10分頃で回収ゴミの回収量は概ね30kg〜50kgで証拠物を前に証拠写真を撮り、山行は終了した。
体調を崩されている喜多さんと他に用事のある辻橋さんと別れ12名で高尾駅近くの「やるき茶屋」で忘年会が行われた。


沢のゴミを浚う永田さん


山頂の「おそうじ小僧」前にて

2班:6号路コース(記録・山本)
今年で3回目となる高尾山ゴミ拾い山行は、好天に恵まれ朝方は富士山がきれいに眺められていたが、本年一番ではないかと思える寒さの冷え込んだ朝に始まった。
2班メンバー6名は沢沿いの6号路を進んだ。道路はどこから染み出すのか濡れており、陽が当らない谷筋のため非常に寒い。沢を覗くとペットボトルがあちこちに散見する。どこから沢へ降りるか見当をつけメンバーの一人が沢からペットボトルを拾いあげる。上から見てアッチ、コッチと指示を出す人とタッグを組むとうまくいく。昨年は稲荷山コースを進んだが、6号路の方が比較的ゴミが多いようだ。それもペットボトルが中心である。沢だと下に流れていくと思って捨ててしまう人が多いのだろうか。
岩屋大師を過ぎると、谷は深くなり、古閑さん持参のロープが活躍した。土が詰まったペットボトルを入れたゴミ袋を引っ張り上げたり、また、崖が滑るので、人を引っ張り上げるのに都合が良かった。
途中、永田さんが妙なものを拾いあげた。総入れ歯の上歯である。結構高価なものだろうが、どうしてこんなものが捨てられているのか。なにかの拍子にぽろっと口から飛び出して紛失したものなのか。その姿を思い描うと笑ってしまうが、謎は深まるばかりであった。
高尾山でゴミ拾い山行をしているといつも思うのであるが、見えるところには殆どゴミは見あたらない。とてもきれいになっている。ところが、谷筋などには古いゴミが沢山あり、沢には新しいペットボトルが沢山捨てられている。結局、見えない所に捨てる人間の心理を考えるとまだまだマナーが向上したとは言えない現状があり、ゴミ拾い山行を続けていく意味があるといえる。
6号路を行く2班は沢筋のゴミ拾いに時間がかかり、山頂へは予定時間より少し遅れて到着したが、稲荷山コースを行く1班は柄澤さんだけが先に到着しており、全員は未到着。いつもの茶屋下の日溜まりに場所を確保しお昼となった。


谷底のゴミを拾う松島さん


今年もこんなに拾いました

 下山コースは全員同じ3号路、2号路を下ったが、猿園下の崖には猿園から落ちたと思われるプラスチックのバケツや陶器などの家庭ゴミに近いものが目立った。そんなものを拾って下る内に各自ぶら下げているゴミ袋は重くなり、提げる手が痛くなってきた。今回も沢山のゴミを回収し、積み上げられたゴミを見ていると、毎年1回位はいつもお世話になっている高尾山に感謝を込めてゴミ拾いを続けていこうという気持ちになる。
高尾山ゴミ拾い山行を12月の定例行事化して3年目であったが、最低10年は続けていきたいものである。高齢化は避けられないが、元気に山を登れる気力と体力を維持していきたい。皆さん精一杯頑張りましょう。


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