2002年11月19日、日本山岳会104号室において山遊会の創立総会が18名の参加を得て開催された。同期会から同好会への転進に、期待感に満ち溢れた総会であった。
あれから5周年、会員は50名を超え、現在では同期会メンバーより新しく入会されたメンバーの方が多い状況となっている。集会は9月の集会で58回を数え、山行は52回実施し、53回目の5周年を記念する山行は初めての海外山行・韓国北漢山白雲台登山となった。


■日程 2007年9月29〜10月2日 (3泊4日)
■山行 2007年10月1日(月)  曇り一時雨
■参加者 中澤、佐藤、大西、斎藤、辻橋、中村、岡田、山本  8名(敬称略、順不同)
■コース スユ駅 → タクシー → 北漢山登山口駐車場 → ハルジェ → 仁寿山荘 → 白雲山荘>→ 衛門 → 白雲台(山頂) → 竜岩門 → ドサンサ(寺院) →タクシー→スユ駅
■記録  山本


北漢山は朝鮮の粛宗の時代には漢江の北の大きい山と呼ばれていた。風水で作られたというソウルの北方を守る山で、今でも城跡が多数残っている。最高峰が白雲台(ペグンデ)836.5m、東側に仁寿峰(インスボン)810.5m、南側の万景台(マンギョンデ)799.5mが三角形をなした岩峰の山である。
ソウル市街から比較的近いので、市民のハイキングコースとなっており、憩いの場となっている。
9月29日(土)
11:55 成田国際空港第1ターミナルビル4階北ウィングGカウンター集合。佐藤さんの奥さん、福原さんの見送りを受ける。
13:55 大韓航空 704便でソウルへ。現地ガイド金さんの出迎えを受ける。
16:20 ソウル仁川国際空港の到着 バスで夕食処万景宮へ。韓国名物料理プルコギを食した後、宿泊先漢江(ハンガン)ホテルへ
仁川国際空港は関西国際空港同様海に浮かぶ空港で、干潟をバスで走り抜ける。ソウル市内に入ってくると漢江沿いに走る。車窓から今回の目的の山北漢山が遠く北方に見える。切り立った岩峰が連なる山塊で、一見妙義山に似ている。

明日は今回のJTB格安ツアーのお決まりで、観光とお買物ツアーのため、のんびり気分で幹事の部屋に集まり、歓談。ビール、焼酎、つまみ等はホテル近くのセブンイレブンで調達。韓国も日本同様コンビニエンスストアが進出している。現地ではコンビニエンスストアといっても通じず、セブンイレブンがコンビニの名称となっているようだ。

9月30日(日)
朝早くホテル出発。朝食処でカルビタンを食し、観光と買物ツアーの始まりとなる。バスで世界遺産の昌徳宮へ。李王朝の離宮だけに、豊かな樹木に囲まれた見事な堂宇が連なっている。広い敷地内をぐるりと回るコースで、1時間半ほどかかり、お年寄りにはちょっときついようだ。

続いて韓国TVドラマ「冬のソナタ」の撮影地となった清渓川のほとりを散策。この川は一時汚れがひどく暗渠にされたそうだが、自然保護の高まりで掘り起こされ、改めて漢川の水を引いたそうだ。小さな水路であるが、河川敷はきれいに整理された散歩道となっている。本日は祭りのイベントとして河川敷で廃物利用の現代彫刻展示が行われていた。

紫水晶の販売店訪問。仁寺洞、梨泰院の商店街を散策。ロッテとシンラ免税店ショップ訪問。シンラの屋上から明日登る北漢山が頂きに雲をなびかせて聳える姿が見えた。

昼食は豚肉とジャガイモを煮たカムジャタンを食す。

夕方、ツアー客との同一行動から解放され、われわれ一行は明洞へ。明洞は渋谷系とのこと。若い人が多数夜の街に出て、食事、ショッピングを楽しんでいた。若者の姿を見ていると、日本よりも全てにおいて活気が漲っているように感じた。町も人であふれ景気がよさそうだ。
夜はヒナ鳥が丸々一羽入ったサンゲタンを食す。偶然か本日の食事はすべて○○タン(湯)となった。無料で追加が楽しめるキムチをどの食事の時もタップリいただいた。これが韓国のキムチパワーと納得のうまさ。明日は今回のツアーの目的である北漢山登山となるためと、本日のツアーで疲れたためか、ホテルでの宴会もなく、全員早めに就寝となる。

昌徳宮敦化門 昌徳宮内 遠く望む北漢山 シンラ屋上 シンラ屋上チャングム展


10月1日(月)
7:05 ホテル出発。地下鉄で登山口の駅スユへ。地下鉄料金1200ウオン。韓国の地下鉄は一般的には1000ウオンの均一料金であるが、遠距離は一部別料金になっている。とはいっても150円ほどだから日本と比べるとかなり安い。
9:00 スユで朝食。地元の人達が朝食を食べている食堂で、味噌汁のような鍋定食を食す。一見色は味噌汁のようであるが、食べるとかなり辛い。やはり韓国の味だ。ここもキムチは食べ放題。
コンビニで山での昼食を各自買いもとめ、いざタクシーで登山口のウイドン駐車場へ
登山口には登山案内所があり、駐在の女性案内人から地図を貰い、一緒に記念撮影。何故かそこに、登山道清掃のおばさんがちゃっかりと入っているのにびっくり。
9:15 北漢山白雲台山頂へ向かって登山開始。岩の階段状の山道をゆっくりと進んでいく。
9:42 ハルジェ到着。一休み。峠を北に進むと途中の木陰から北漢山の東側に位置する円頂峰の仁寿峰(インスボン)がちらちらと見え隠れする。白い岩肌が屹立する岩峰はすごい迫力である。岩壁に取付いているクライマーの姿が見える。
少し行くと石造りの仁寿山荘に到着。隣に山道に向かってお釈迦様を安置した仏堂が見える。その後ろには仁寿峰の迫力ある姿が見える。お釈迦様に参拝していざ山道へ。
10:47 大きな一枚岩の上に石を階段状に積み重ねた山道を鉄の手すりを頼りに登って行くと、白雲山荘に到着する。

北漢山登山口 登山案内所 案内人と記念写真 仁寿山荘 白雲山荘


10:47 大きな一枚岩の上に石を階段状に積み重ねた山道を鉄の手すりを頼りに登って行くと、白雲山荘に到着する。白雲山荘は大きな山荘で、旧山荘が消失した後の再建に今年夏亡くなられた山遊会会員の石田さんが大変尽力されたと聞いている。中澤さんが御主人に石田さんの訃報を報告。皆で御主人からポカリスエットをご馳走になる。10:57出発。



白雲山荘からの登り


衛門


付近の岩峰


一枚スラブの道
腕力が必要





11:35
白雲山荘からまた岩の道を鉄の手すりを頼りに登っていくと衛門に到着。北の守りとなる城門のような建造物沿いに右に登って行くときれいに整備された木製の階段となる。
後ろを振り返ると、ソウルの街が薄い雲の下に広がって見える。この先が最後の登りで、大きな一枚岩を削って作られた急な山道を手すりにつかまり、腕力だよりに登ると山頂に到着。 山頂には韓国旗がはためいていた。





13:20

14:30
山頂は残念ながらガスが出て眺望はなし。空模様が怪しくなり早々に記念撮影をし、下山開始。衛門まで戻り、門を潜って急坂を降りていく。萬景台(マンギョンデ)の西側を通り、岩壁に刻まれた道を竜岩門へ行く間に雨が降り出し、雨具を着用する。この付近から下の道脇には楓の樹が大変多く、紅葉の季節にはまだ少し早かったが、その時期にはさぞ紅葉見物客で混雑することだろうと思われた。竜岩門の手前で、リスを発見。日本のリスよりも色が黒く少し小さい。すばしこく木と木とを渡り、愛嬌を振りまいている。
竜岩門到着。雨も上がり、ここで昼食とする。竜岩門を潜り、縦走路と別れて樹間の道を下っていくと、下のほうから読経の声が聞こえ、ドソンサ(寺院)の色鮮やかな堂宇が見えてくる。2:30到着。本日の山行を無事終える。
北漢山は、標高は836.5mと低いが岩峰の山らしく、頭頂部は結構腕力と注意力がいる。日本の山のハイキングとは違う新鮮な楽しみを味わえる韓国の山行に満足した。
ドサンサでタクシーを拾い、地下鉄のスユ駅へ。スユ駅で、タクシーに分乗した2組がはぐれるというアクシデントがあったが、夕方6時に本日の打上げ宴会場の明洞韓国料理店ウリゾンに集合。焼肉、マツタケ、海鮮料理、そして焼酎とマッカリで大満足の打上げとなった。その後、ホテルの部屋二次会となる。ウリゾンのママさんからいただいたお土産の酒で深夜2時過ぎまで宴会は続いた。

山頂直下の登り 山頂 山頂下 滑らないよう下る 打上げ

10月2日(火)
朝6時前にホテル出発。お土産屋により最後のお買物を済ませ、仁川国際空港へ。ソウル発10:15の大韓航空KE703便にて成田へ。12:30成田国際空港到着。


3泊4日の格安ツアーを利用しての山遊会創立5周年記念海外山行は、参加者全員のまとまりが良く楽しい山行となった。これからも山遊会がますます発展し、楽しい山行が続くことを祈願するとともに、今回の山行企画の幹事を務めていただいた中澤さんに大変お世話になったことを感謝してカムサムハムニダ。(感謝)      
記録・山本

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