4月山行 中央分水嶺/山王峠〜男鹿岳

日程 2006年4月7日(金)〜9日(日)
コース 4月8日(土)曇りのち雪
山王峠旧登山道入り口7:00・・・山王峠入り口7:20・・・最終赤松群生地7:45・・・大倉山10:30〜40・・・1361峰14:30〜40・・・1270m男鹿岳直下16:20
4月9日(日)曇り
野営地7:40・・・下降点分岐8:15~30・・・渡渉地点9:10~30・・・くどう橋11:30~12:00・・・横川ゲ−ト12:20・・・山王峠旧道13:20
参加者 植木、永田、柴山
記録 柴山

 気象予報によると8日(土)曇り昼前から雨で夕方まで続く模様、9日(日)は朝から晴天午後曇りとのことで予定どおり実施する。
7日(土)は時間に余裕があるため、日留賀岳の登山口である小山氏宅、また、男鹿岳への登山口の一つ横川の林道ゲ−トまで行ってみる。現在は林道途中が崩落により一般車は通行禁止となっている。  
単独行の方が下山して来た。年のころ65歳以上か栃木の方で朝3時から14時間かけ男鹿岳をピストン。ワカン、アイゼン、ピッケル、ストックのフル装備。長い林道歩きに難儀したとのこと。  
国道121横川パ−キング、例のお世話になった百姓屋横の駐車場で宿泊、永田さんは仕事を終え真夜中の0時半ごろ到着。本当にご苦労様です。
 翌朝、山王峠手前旧登山道入り口に車で移動、7時に出発する。直前の気象予報が植木さんの奥様から入る。午後強風、雷雨の模様。やや躊躇したが山の天気はよく変るし状況により途中での宿泊も可能。当初からの予定地点まで行くことにした。先週植木さん夫妻が尾根筋に途中まで赤エフを取り付けてもらいル−トを確認しやすい。1074峰付近より雨ではなく気温が下がり小雪になる、積雪50〜60cm深いところで1m以上か周りの尾根は確認できるが視界不良。周辺の状況確認ができない時は確かに迷い込みそうな尾根が分岐し、要所々赤エフを取り付け前進する。今回は山岳会のGPSを持参、事前に永田さんが位置情報を2万5千地図尾根上ピークに記入、確認しながら進むことができた。大小あわせ15ほどのピ−クの連続は進路測定にはよく協議し慎重をきした。1181峰付近から家老岳、東方の山頂付近が雲に覆われた男鹿岳の稜線を確認。進路を東に変え1224峰、1361峰を目指す、雪が深くなり急登、急降下には、ステップを作り交替でトップを変る。幸い凍結はなかったが、長くトップをした永田さんは、予測できない半身以上が埋まる深い落とし穴に何回落ちたことか、捻挫等のけがもなく幸いでした。1,361峰より栗生沢から大川峠への林道を確認する。ここまでは悪戦苦闘の連続であったがほぼ予定地までのめどがつき安心する。雪は降ったりやんだりであったが、強風もなく予定地の男鹿岳直下GPS測定値1264mに到着。テントを設営、食事も早々にテントにもぐり疲れを癒す。
深夜やや風が強まり本格的な雪になる、予想に反し翌朝も降り続き30cm程積もる。天候回復の兆しもなく降雪の中検討の結果、下山の余力を考え今回は撤収することにし、横川に下山することにした。永田さんのダウンロードした最新の地図によると林道が奥まで伸び、尾根ルートに近いことがわかり、下降点を探しながら来た道を引き返す。気温が下がり凍結もありアイゼンを付ける。極力急降下をさけ尾根をはずさないよう慎重に下るも落とし穴に何回かつかまる。男鹿川支流につく、さいわい水量もまだ少なく容易に渡渉出来た。左岸を少し登ると広い平坦地にでて、沢沿いに下るとこれが林道であることを確認する。林道歩きは長いが山王峠に下ることを考えれば、なんと楽なことか。3人のチームワ−クが一糸乱れず、印象に残る山行だった。
横川旧牧場、横川ゲ−トで予想が遅れやや好天に向かうが、男鹿山頂はいぜんと雲の中であった。



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