1月山行 伊豆/城山

日程 2005年2月5・6日(土・日) 晴れ
コース 第1日
熱海駅〜MOA美術館前〜伊豆山神社〜(バス)〜熱海駅〜来宮神社〜熱海梅園〜来宮駅〜(電車)〜伊豆高原駅〜伊豆高原三機工業保養所(泊)
第2日
保養所〜(タクシー)〜さくらの里〜(タクシー)〜井原の庄〜奥野林道〜松川湖〜城山登山口〜城山頂上・鎌田城址〜八代田橋〜(バス)〜伊東駅
参加者 石岡、石田、植木(信)、江村、小山、斎藤(知)、菅原、高橋(武)、辻橋、土田、中澤、永田、福原、松田、山口(ヨーホー会)、渡部(ヨーホー会)   以上16名
記録 松田 章

 2月5日(土)
 仕事の忙しさのため山から遠ざかっていた私にとっては久しぶりの歩く機会であり、かつ、山遊会入会間もない私が初めて参加した山遊会山行である。
 朝方は寒かったが、お天気に恵まれ、伊豆山神社・熱海梅園ハイキングに参加するメンバーは、東京駅9時15分発(横浜駅9時42分発)の快速アクティーに乗車し、熱海駅へは10時53分に到着。
 伊豆山神社までは、ところどころ紅白の梅やロウバイの咲く坂道を、海を見下ろしながら約1時間ゆっくり歩いて参道鳥居にたどり着き、100段くらいの石段を登ると、源頼朝と北条政子が出会ったゆかりの場所に神社の拝殿があった。拝殿前左右対の「なぎ」の木、大楠、頼朝・政子が掛けたという腰掛石を見た後、眼下の穏やかな相模湾を見つつ、ひなたぼっこしながら昼食をとった。
 バスで熱海駅に戻り、13時15分から再び歩いて来宮へ。まず、来宮神社に参拝。ここの大楠は圧巻。樹齢2000年の貫禄と霊気を漂わせる雰囲気に圧倒された。続いて訪れた熱海梅園は、シーズンの週末とあって観光バスや乗用車で満杯の人だかり。各種の紅梅白梅がほどよく咲く中、約30分間の散策。早速御神酒が入るメンバーも。来宮駅まで歩いて、14時49分発の伊豆急直通の黒船をイメージした風変わりな電車に乗って伊豆高原駅へ。この電車、ほとんどの座席が海を向いて座るようになっていた。
 伊豆高原駅から、中澤さんのお世話になる宿泊場所、三機工業の保養所まで徒歩で約25分。途中、樹上の夏みかんをリスが食べているのを発見し、皆で木の枝から数個をもぎ取って食べてみた。甘酸っぱくてなかなかおいしかった。
 三機工業保養所は、静かできれいな施設と手入れの行き届いた庭園が素晴らしい。かけ流しの温泉でゆったりした後の夕食会。永田代表のあいさつの後、高橋前代表の音頭で乾杯。板前さんが腕によりをかけたボリュームたっぷりの夕食は圧巻であった。遅れて到着した小山さんらを含め総勢16人が、よく食べ、よく飲み、よくしゃべること。充実した3時間でした。この間、ビール大瓶20本、日本酒1合瓶31本プラス持ち込み分、焼酎1本、などなどを飲み尽くしてしまったとか。皆さんほんとにお酒が好きですねえ。
 その後、恒例のカラオケ。美男美女がマイクを握ると、これまた、どこのプロ歌手かと聞こえまがうばかりの美声揃い。菅原さんのコミカルな踊りも延々と続き、結局最後までカラオケルームに残った5人は午前2時半まで歌い続けたとか。いやはや皆さん芸達者で恐れ入りました。


来宮神社の天然記念物の大楠

2月6日(日)
朝7時過ぎまでぐっすり寝ました。7時半からの朝食は前夜の夕食に劣らないゴージャスさ。こんな食事が食べられるだけでも、毎週でも来たいと思いつつ、ハイキング支度を整えて、9時に出発した。所用のため東京へ帰った斎藤さんと江村さんの2人を除き、タクシーでさくらの里へ。大室山の麓にあり寒桜がちらほら咲いていた。ここで石田さんと別れ、残る13人が、井原の庄を起点に9時35分からハイキングのスタート。奥野の清流沿い林道を森林浴をしながら歩いた。途中には、しいたけ栽培のほだ木が沢山置いてあったので、栽培準備中のおじさんに聞いてみると、しいたけの菌を植え付けてから収穫まで2年かかるとのこと。また、作業小屋には、いのししの皮がぶら下がっていた。11時10分頃松川湖畔まで来て小休止した際、相撲の決まり手「河津掛け」の語源が解説されていた。源頼朝の時代に、伊豆領主であった伊東祐親の嫡男河津三郎祐泰(曽我兄弟の父親)が、当時の相撲チャンピオン股野五郎を破った際の技であるとのこと。再び歩き始めてトンネルを抜け、鎌田城址のある城山に登る。今回のハイキング最大の約30分間の登りで、午後12時10分、標高310メートルの展望台に着いた。松川湖と奥野ダムを眼下に見下ろし、中景に遠笠山や矢筈山、遠景に天城万次郎岳という絶景を背景に記念写真を撮り、下山開始。12時50分、八代田橋バス停に到着。折よく来た12時56分の伊東行きバスに乗車し、伊東駅に13時20分に到着。


城山から松川湖を望む

 ちょうどおなかが空いてきたので、駅前商店街で食事どころを探し、自家製麺の看板に惹かれて、「千寿庵」なるおそば屋さんへ入った。思い思いにビールやお酒とおそばを注文し、飲みかつ食べ、満腹になった頃、福原さんが何やらお店の人に尋ねていた。
  福原さん「このストローめんって何ですか?」
  店のご主人「マカロニみたいに中空のうどんです。ちょっと時間あるなら食べてみて下さい。」
と言い、約5分でストローめん一袋分をゆであげてくれた。皆でつゆにつけて食べると、細くてつるつるしてなかなかおいしい。結局、数人が持ち帰りストローめんをおみやげに買ってしまった。なかなか商売上手なお店だこと。
 伊東発14時48分の熱海行き電車に乗り、熱海で東京行き電車に乗り換えて帰途についた。その電車の中で、皆さんウィスキーの残りを飲んでしまい、それでも足りず、飲んべえ約6人は、小田原で途中下車してまた飲みに出かけてしまった。皆さんの健啖ぶり、酒豪ぶりに脱帽。いやはや何とも楽しい会のメンバーですね。16時40分横浜駅着で解散。皆さん2日間お疲れ様でした。特にお世話になった中澤さんを始め、皆さんありがとうございました。


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