個人山行 西武鉄道秩父線沿線読図/雨男解消記念山行

日程 2003年6月28日(土)
参加者 中村久美子、小山茂男、吉田克夫、遠山元信 4名
記録 遠山元信

 平成15年6月28日(土)、第二回読図山行を企画したが、前日の天気情報で降水確率50パーセントであったため中止とした。
しかし、もしやと考え集合場所の西武鉄道秩父線の高麗駅に、念のため中村久美子会員と出向いてみた。自宅を出る時は天気情報の通りバシャバシャと降る雨だったが、徐々に弱まり高麗駅に着いた時は止んでいた。はたして、だれか来るだろうか。集合時間直前になり、吉田さんと山遊会で雨男として話題になっている人が改札口の向こうから「やあ、やあ」という独特な挨拶で現れた。「この天気を見てくれ、俺は雨男ではないぞ!」、と言わんばかりの晴れ晴れとした顔つき。その状況に、過去我々は誤まった情報に振り回されていたことに気が付く。よし、この四人で個人山行を実行しよう。準備しておいた読図用の地図の範囲で歩いてこようと適当なルートを設定し行動することにした。
 出発前に吉田さんが見慣れない物を取り出し準備を整えている。聞けば簡易型方向確認器だという。使用方法を聞いたところ、実演し見せてくれたが、見た瞬間他の三名が声を上げて「凄い!」と驚く。なんたる道具だろう。簡単なフィルム一枚に木綿糸が付いているだけで、目的とする方位を地図上で誤差なく把握できる。それを『吉田式方向確認器』と命名、何度見せて貰っても素晴らしく「お見事!」であった。
 さて肝心な山行であるが、三月の読図山行の時に登りに利用した西側の尾根を登ることにし先頭を順番に変えて歩く。途中踏み跡が消え藪の中を尾根上を目指して登る場所もあったが、雨上がりのため下半身泥んこになりながら三月に登った尾根に合流。そこから葉が生い茂り様子が変わってしまった尾根を素直に下山した。下山後は車で山を越え鎌北湖の温泉にドブン。さらに毛呂山町に移動し、蕎麦屋で小山さんの雨男解消記念の祝杯を上げながら「本当の雨男はS氏だった!」の話題にメートルは上がるばかりであった。


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