個人山行 日光高山・小田代ヶ原ハイキング下見山行

日程 2003年5月18日(日) 薄曇り
場所 日光高山・小田代ヶ原
参加者 菅原、小山 2名

 東武浅草線7:10発会津田行快速電車に乗る。各車両とも満席で、先頭より二輌目に空席を見つけた。山行計画を手にして各ポイントの確認をした。

9:11東武日光駅に着く。
雨が今にも降りそうな曇り空。寒い。
駅前のバス乗り場へ急ぐ。またたく間に長い行列が出来た。9:26発湯元温泉行に余裕をもって乗り込む。ミニファミリー・パスを利用しているので、運転手さんに見せるだけ。車内は補助席を使用するほど混んだ。
バスは霧に包まれた第二いろは坂を上り、明智平では、トイレ休憩した後、発車オーライ。青空がわずかにのぞいた。進行の左下には、もやで湖面が見え隠れして幻想的なシーンをかもしだす中禅寺湖、右前方にはどっしりと腰を据えた男体山が目を引いた。更に遠くの山々には白い斑点模様の残雪がところどころにへばりついていた。

10:31竜頭ノ滝上で下車。竜頭山の家の脇から登りはじめた。道は荒れてなく歩き易い。階段の土留めの丸太が朽ちているところもあるが問題ではない。ミズナラだろうか、左斜面に大木がまばらに立っている。吹き上げてくる風は弱く、やさしく通り過ぎていく。さわやかな気分で足取りも軽ろやか。関西弁が飛び交う中年男女のご一行を先に行かせて、二人はゆっくり上る。
11:55高山山頂に着く。三等三角点を中心にして周りには、30人ほどが賑やかに弁当を食べていた。天気は予想していた以上に良い。気持ちよく食がすすみ、ゆったりと腰をおろした。



 12:40山頂で写真を撮ってから、小田代ヶ原へ向かう。頂上直下の滑り易い道が過ぎると土止めがしっかりした道になる。ピンクの花が群がる木が1本、さらに下ると白紫の色を配した花の木を見付けてカメラにおさめた。ヤシオツツジかシャクナゲツツジか。実に清らかで美しい。左下に中禅寺湖を垣間見ながら順調に下る。遠くに戦場ヶ原の大パノラマが目に飛び込んできた。広大な眺めに思わず駆け出したくなる。左の山側には、ミズナラの大木が孤高としてそびえ、目一杯に枝を張り道行く者を見守っているかのようだ。やがて草原に立つ美しい白樺林へと入ってきた。鹿の侵入防止網を潜り抜けて見通しのよい原っぱに出た。中程にある明子平(吾が山遊会のメンバーが名付けてひとり楽しんでいるところだ。)の切り株に腰をおろして小休止。大草原の舞台には、人々を明るい夢の世界へ誘う数々の装置が整っている。
13:05幕張峠に出る。柳沢林道を小田代ヶ原へ向かって歩く。無公害バスに二度出会う。道路の右柵越えに小田代ヶ原を眺め、バス停(WC)へ急ぐ。13:20到着。西ノ湖散策は時間的に余裕が無いので中止する。6月1日本番では、小田代歩道を歩き、竜頭ノ滝に至るコースをとることにした。

14:18無公害バスで赤沼へ。エンジン音も振動もほとんど感じない快適な乗り心地だ。このバスは停留所以外でも手を上げると止まってくれる。ミニ・ファミリーパスの場合、1割引で300円が270円になる。赤沢茶屋14:39発東武バスに乗車。東武日光駅到着16:10。(約30分の遅れ)





 菅原さんが馴染みの駅前「さかえや」で今日の山行の反省会をすることにした。ゆば料理、そば、地酒等豊富なメニューを目の前にして、コースのチェックを全て終らせた。ビールで乾杯、食べて飲みながら本番の段取り打ち合わせ。実に楽しい。お店のあねさんの話では、この日は日光の千人行列があり、車の渋滞はそれが原因ではないかと。最近行列参加の人が足りず、近隣の今市などへ応援をたのんでいるそうだ。(次回は10月17日)
天気に恵まれた下見山行は杯を重ねるごとに、本番の山行日和を祈らずにおれなかった。菅原さんには、(亀足小山のため)上り下りをゆっくりテンポに感謝。20:03東武浅草着。


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