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幻の古道発見か?


 中央分水嶺踏査の山岳地理クラブ担当域は、野岩国境といわれる猛烈な藪の密集した区間である。何回かアプローチを試みている中で、現在の地形図に掲載されていない古い峠道の存在を知った。その名は大萱峠。他に幾つかの呼称を持つこの峠と、古道について我々は興味を持ち、踏査と平行してこの調査を進めている。          

発端は、会員、平野彰氏所有の『岩代国若松懸第一大区全図』(明治9年作成)を地理クラブ例会で紹介されたことにある。B全、4枚にわたる大地図で、測量は明治6年〜9年。昭和62年3月南会津山の会創立30周年記念に復刻されたものである。

わがクラブ担当の山域が昔はどのように描かれていたのか、たいへん貴重な資料に、目を見張るように見入っていた時、現在の地形図に載っていない峠名と小径が存在しているのに気づいた。近代測量以前の概念図であるから、むろん正確さは期待できないが、全体がかなり詳細に描かれており、現在の地形図に照らし合わせても殆ど位置関係が合致しているのに驚かされた。いったいこの道は正確に何処にあったのだろうか? 

調査を進めていくうちに、次々と我々の知らない情報が現れつつある。

現在、AGC会員の遠山元信氏、平野彰氏が中心になってさらに調査を進めている状況であるが、この辺りの詳しい情報をご存知の方は是非ご一報を戴きたく、公開するものです。

最新情報

岩代国若松懸第一大区全図 平野 彰

大正時代の地図にでていた「大萱峠」 遠山元信

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