ゆのまるやま

湯ノ丸山は標高2101m、浅間山の西およそ10kmの群馬長野県境に烏帽子岳と並んでそびえています。およそ35万年前に生まれた火山といわれ、近くには桟敷山、村上山など同じ頃にできた溶岩ドームがあり、北東のふもとには鹿沢温泉があります。
群馬県側の広い斜面はツツジの名所としても知られています。高山植物も多く、高山蝶でも有名です。

   
地蔵峠 
地蔵峠は、標高1733m。長野県東御市と嬬恋村を結ぶ峠です。古くからの道で、江戸時代、小諸から草津温泉へ向かう道であったといわれています
  100体の観音像 
地蔵峠の道沿いには100体の観音像があります。車窓から確かめてみましょう。これらは江戸時代、天明年間に建てられたといわれています。観音像には番号が付けられ、地蔵峠の頂上には八十番の十一面観音像とお地蔵さまが並んでいます
  スキーのゲレンデ
東西の斜面は冬にはスキー場となります。標高が高いため雪質は良く、オープンが早いのが特長です。
湯ノ丸山への登山コースはこのスキー場の西側の斜面を登っていきます。振り返るとスキーゲレンデの上に西篭ノ登山や見晴岳が登るほどに大きくそびえていきます
   
ツツジ平
スキー場の斜面を登りきると明るいカラマツの林となり、緩やかな道にかわります。歩きやすい道をしばらく行くと右手にツツジ平の案内を見ます。東屋もあり休憩にも最適な場所です。
鐘のある分岐を過ぎるといよいよ湯ノ丸山への登りが始まります
  鐘の分岐
鐘の分岐から急な山道に変わります。道は整備されていますが、足場の悪いところもあります。小さな子どもたちは足の長さに合わせて近くに足場を求めてゆっくり歩きましょう。周りの植物が急になくなって、大小の岩の転がった山頂部に登りつきます
  烏帽子岳
西に並ぶように立つ、ちょこんととがった山が烏帽子岳です。烏帽子岳へは登ってきたのとは反対側へ下り、登り返します。下りが急で石の多い滑りやすい道なので、一般の家族登山では来た道を戻りましょう
登山道は整備されていますが、頂上手前はやや急な登りなので足元に注意してゆっくり登りましょう。また分岐では道標や地図を確認し道を間違えないように。
山頂部は石だらけで平坦なため、霧にまかれると方向を見失いやすくなります。
アクセス JR佐久平駅 → JRバス湯ノ丸高原線(1時間) → 湯ノ丸(地蔵峠)
コース 地蔵峠 → 湯ノ丸スキー場 → 鐘の分岐 → 湯ノ丸山(帰りは同じコースを戻る)
親子
コースタイム
地蔵峠から山頂まで1時間40分。帰りは同じコースを戻り1時間ですが、時間と体力に余裕があれば、烏帽子岳との鞍部まで下り、キャンプ場を経て峠まで戻ることもできますが、鞍部までの下りが急なので足に自信のある人以外は来た道を戻りましょう。
交通 ●バス利用
JR佐久平駅発のバスは1日2便、夏季の休日を中心に運行。問い合わせは千曲バスへ (0267−62−0081)。

●車利用
上信越自動車道小諸ICまたは東部湯ノ丸ICから地蔵峠へ。北の群馬県嬬恋村側から鹿沢温泉を経て地蔵峠へ向かうこともできます。峠には駐車場のほか、トイレ、土産物店やロッジ、食堂などもあり、下山後も便利です。

湯ノ丸山情報

東御市観光協会

 

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