りょうぜん

奇岩怪石の連立する特異な景観の山です。紅葉と歴史の山として国の史跡名勝地でもあり、また特別な地形から動植物にも変化が見られ県立自然公園となっています。
登山道・案内板は整備されており、歩きやすく、ゆっくり、ゆったりとした気分で四季を通じ自然を満喫できる所です。麓にはこの自然を生かした「霊山こどもの村」があり、雨が降っても屋内ミュージアムで遊び学ぶ体験が出来るなど、ファミリー登山体験におすすめです。

「霊山こどもの村」
子どもたちが大自然の中でのびのびと遊ぶ緑の中の遊具、自然に親しみながら健康で情操豊かに成長することを願い作られた施設です。
アウトドアー体験から遊んで学ぶミュージアム、常に新しい企画展やワークショップを開催しています。悪天候で登山を中止しても親子で楽しく過ごせるところが好評です。
ことによってはお父さんとお兄ちゃんは登山へ、お母さんと妹はミュージアムで遊ぶ体験なんてことも! 12月〜3月は冬季休園になります。

   
駐車場から見下ろし岩を望む   見下ろし岩の頂点に立つ   蟻の戸渡り1
   
東物見岩   国司沢の紅葉   護摩壇からの親知らず子知らず
   
護摩壇遠望   日本カモシカ   霊山の晩秋
登山道の道幅は比較的広く歩きやすいが、岩場は荒あらしく不規則なイボ状になっているのでつまづきやすく、衣類の引きかけに注意。
周りに気をくばり、先を確かめて歩く。
上り坂、下り坂はゆっくりと歩く。
行動中に天候が急変しても対応できるよう雨具防寒具は持参する。
飲用水は必ず持参する。
帽子は下から吹き上げて来る風に注意。
アクセス ●電車利用
東北本線「福島駅」より、福島交通相馬方面バスを利用し「霊山こどもの村入口」、または「行合道」バス停で下車、登山口まで徒歩15〜20分。 
福島駅より阿武隈急行に乗り「保原駅」から車で約40分。「掛田駅」より車で約25分。

●バス利用
福島駅 から、福島交通相馬方面行バスに乗車し、霊山こどもの村入口、又は行合道バス停で下車、登山口まで徒歩15〜20分。

●車利用
・東北自動車道「福島西IC」、「福島飯坂IC」、「国見IC」のいずれかより、国道115線に入り、約55分。
・福島から国道115線を相馬方面に向かい、霊山こどもの村 霊山登山口に入る。駐車場完備。
・東北中央自動車道(相馬福島道路)福島方面から「霊山飯館IC」より約5分、相馬方面からは「相馬玉野IC」より約10分
コース 一般コース、登山口〜鍛冶小屋岩〜宝寿台〜日暮岩入り口〜国司沢〜天狗の相撲場〜護摩壇入り口〜護摩壇〜霊山城跡(山腹ひろば・WC)〜東物見岩(頂上)〜学問岩〜蟻(アリ)の戸渡り〜望洋台〜弘法の突貫岩〜弁天岩入り口(この先勇気のある人)〜日暮岩〜日暮岩入り口(これで一周)〜登山口へ下山。
親子
コースタイム
自然観察、昼食、大小休憩を含めて半日(約4〜5時間)。

浸食されてできたおもしろい奇岩たち

霊山は玄武岩と安山岩の溶岩台地です。遊歩道にある奇妙な岩々は、1500~3000万年前の火山活動から生まれました。マグマが噴出し冷えてかたまり、その後風雨により侵食されて現在のような姿になったものです。山は起伏に富み、みごとに直立した柱状節理も見ることができます。

陸奥の山岳仏教の中心地

霊山は1100年前ころ、比叡山延暦寺の座主であった円仁(慈覚大師)が開山したとされています。天台宗の拠点として栄え、当時は陸奥の山岳仏教の中心地でした。いまでも霊山寺跡を見ることができます。その後、南北朝の時代に、山頂に陸奥の国府が開かれました。いまでも当時の霊山城跡や国司館跡を見ることができます。

霊山はむかし、別な呼び方をしていました。なんと言う呼び名だったでしょう。

1. 東の山

2. 岩多山

3. 不忘山

霊山はむかし不忘山と呼ばれていました。忘れずの山という意味です。霊山という名称は、お釈迦様が修行したインドの霊鷲山(りょうじゅせん)になぞらえて命名したと言われています。

「猿跳岩」とは霊山の岩めぐり登山コースの中にある岩の名前です。さてなんと読むのでしょう?

1. さるとびいわ

2. さるとべいわ

3. さるっぱねいわ

ほかにもむずかしい名前の岩があります。「鍛冶小屋岩」「見下し岩」「五百羅漢岩」「弘法の突貫岩」。それぞれ「かじごやいわ」「みおろしいわ」「ごひゃくらかんいわ」「こうぼうのつんぬきいわ」です。

霊山情報

福島県伊達市観光ポータルサイト「だてめがね」

 

お問合わせ

日本山岳会 福島支部事務局 Tel・Fax. 024-533-0541

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