あきはさん

秋葉山(866m)は、静岡県西部の浜松市にある山で、火防の神として全国に知られています。この山は、赤石山脈の南端に位置し、天竜奥三河国定公園の一角であり、山頂付近は樹齢数百年といわれる老杉に覆われ、自然の豊かさでも知られています。山頂からの展望は東海一と称され、浜松市の中心市街、天竜川や浜名湖、そしてはるか太平洋(遠州灘)まで望まれます。
 紹介するこのコースは、秋葉山の表参道であり、東海自然歩道としても整備されており、登山道も広く、迷うところもないのですが急登小石の浮石のところもありますので、ゆっくりと登りましょう。

   
秋葉山表参道駐車場(坂下駐車場)とトイレ   九里橋と石畳   五丁目常夜灯と登山道
   
送電線鉄塔近くの休憩所   秋葉寺奥のトイレ   巨木(大杉)と子どもたち
   
金色の鳥居(幸福の鳥居)と秋葉神
社上社
  秋葉神社上社   山頂(秋葉神社上社)からの天竜川
と太平洋
登山道は広く、迷うところはありませんが、登山道に小石の浮石がある所があります。下りは足が滑りやすいので注意してください。
交通 ●交通機関利用の場合
JR浜松駅から遠州鉄道の新浜松駅から西鹿島駅まで電車、遠鉄バスの秋葉線にて「秋葉神社(下社)」で下車(新浜松駅から下社まで1時間20分)
(バスの便は1日数便しかないため、車利用の方がよいと思います)

●車利用の場合
新東名高速道路「浜松・浜北IC」より約30分秋葉神社(下社)バス停と九里橋の間にある「表参道駐車場(坂下駐車場)」を利用
親子
コースタイム
秋葉神社(下社)バス停 → (5分) → 秋葉山表参道(坂下)駐車場 → (5分) → 九里橋 → (55分) → 富士見茶屋跡 → (15分) → 子安地蔵尊休憩所・送電線鉄塔 → (15分) → 信玄岩 → (15分) → 秋葉寺(15分) → 随身門 → (5分) → 秋葉山頂(秋葉神社上社) → (15分) → 秋葉寺 → (10分) → 信玄 → (10分) → 子安地蔵休憩所・送電線鉄塔 → (35分) → 九里橋 → (5分) → 秋葉山表参道(坂下)駐車場(5分) → 秋葉神社(下社)バス停
登り2時間10分、下り1時間20分 合計3時間30分(休憩含まず)
登山時期はなく年間を通して楽しめる山です。

秋葉神社と秋葉寺(しゅうようじ)

秋葉山は明治のはじめまで両部神道(りょうぶしんとう)でありました。それは、仏さまと神様が一緒にまつられており、秋葉大権現と称していました。江戸時代には秋葉詣でが盛んになり、全国各地に秋葉講が発生し、それにより、秋葉道と常夜灯が整備されました。明治初期にだされた大政官布告(神仏分離令)により、秋葉神社と秋葉寺(しゅうようじ)に分けられ現在に至っています。

九里橋(くりはし)

秋葉山表参道の起点となる栃川に架かる赤い橋は、東海道の掛川宿9里(約36km)、浜松宿から9里(約36km)の道のりによるというのが名前の由来となっています。

秋葉山本宮秋葉神社は、現在、火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおかみ)(=秋葉大権現)をまつっています。さて、火之迦具土大神の母は?

1. 天照大神(あまてらすおおみかみ)

2. 伊邪那美命(いざなみのみこと)

天地開闢でうまれた女神で、伊邪那岐命(いざなきのみこと)とともに日本列島や山や海など、日本国土を形づくる多数の子を産みました。しかし火の神、火之迦具土大神を産んだために陰部にやけどを負って亡くなってしまいます。しかしその間にも尿や糞や吐瀉物から神々を産みました。

3. 木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)

秋葉山は明石山脈の南端にあります。明石山脈は飛騨山脈、木曽山脈とともに日本アルプスと呼ばれています。さて、明石山脈は次のうちのどれでしょう。

1. 北アルプス

2. 中央アルプス

3. 南アルプス

赤石山脈とは、一般的に東の釜無川と富士川、西の天竜川、北の諏訪湖に挟まれた山地のうち、伊那山地や巨摩山地、身延山地など標高に低い部分を除いた山地を呼んでいます。また、南アルプスとは赤石山脈のうち、さらに標高の高い部分を呼んでいます。飛騨山脈は北アルプス、木曽山脈は中央アルプスです。

秋葉山情報

秋葉山本宮秋葉神社(あきはさんほんぐうあきはじんじゃ)

 

お問合わせ

日本山岳会 静岡支部

秋葉神社 Tel. 053-985-0111

遠州鉄道天竜営業所 Tel. 053-925-2125

春野観光協会 Tel. 053-985-0182

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