はちまんたい

八幡平は台形の形をした広大な高地です。オオシラビソ(アオモリトドマツ)の樹海が広がり、高層湿原と湖沼が数え切れないほど点在しています。山頂にある八幡沼やガマ沼、メガネ沼は、9000~5000年前の水蒸気爆発の火口が沼となったものです。ミズバショウ、ニッコウキスゲ、チングルマ、ワタスゲなどの高山植物が咲く道を展望のいい源太森まで歩きます。

   
八幡沼   木道   木道と水芭蕉
八幡平の植物図鑑を見ながら歩くと楽しいよ。
たくさんコースがあるよ。調べて歩いてみよう。
アクセス 東北新幹線盛岡駅(岩手県北バス)→八幡平頂上バス停(約2時間)
コース 八幡平山頂駐車場 → 見返峠 → 源太分岐 → 源太森 → 源太分岐 → 陵雲荘 → 展望台 → 八幡平山頂 → (鏡沼コース) → 八幡平山頂駐車場
親子
コースタイム
八幡平山頂駐車場から見返峠経由で源太森まで1時間、源太森から陵雲荘、展望台を経由して八幡平山頂まで40分、八幡平山頂から鏡沼コースで八幡平山頂駐車場まで30分 合計2時間10分
(休憩時間など含まず)
交通 ●電車・バス利用
東北新幹線盛岡駅(岩手県北バス)から八幡平頂上バス停まで約2時間。冬期は運休。
 
●車利用
1. 東北自動車道鹿角八幡平ICから八幡平山頂駐車場まで車で約40分
2. 冬期、八幡平アスピーテラインは通行止め

どうして八幡平と言うのだろう?

言い伝えでは、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が蝦夷征討(えみしせいとう)でここに来た時に、極楽浄土のような美しい景色に感動し、八幡大菩薩に戦勝を祈願。感謝をこめて「八幡平」と名づけたとされています。ただ、実際には田村麻呂はここに来ていないようです。蝦夷征討とは、古代の朝廷が、7世紀中頃から約160年間、当時支配下になかった東北・北陸地方を支配するため行ったもので「蝦夷征伐」と呼ばれていました。

アスピーテラインから見える廃墟

江戸時代から1969年まで八幡平市には松尾鉱山という鉱山がありました。硫黄や黄鉄鉱を産し、一時日本の硫黄生産の30%を占めるまでに至りましたが、1969年に閉山になりました。最盛期の鉱山町には松尾鉱業鉄道も敷かれ、1万4000人近くが住んでいました。現在もアスピーテラインからその廃墟を見ることができます。

八幡平への道路は「アスピーテライン」と名づけられていますが、「アスピーテ」とは何のことでしょうか。

1. 安比(あっぴ)高原のニックネーム

2.「あす来て」がなまったもの

3. 楯状火山のこと

山頂がゆるやかで、底面積の広い火山をいいます(楯の形)。ですが近年、八幡平はアスピーテ火山ではなく、山頂が台地状になった成層火山だとされるようになりました。

八幡平の山頂付近には「ガマ沼」という池があります。なぜこの名前がつけられたのでしょうか?

1. ガマガエルがいる。

2. 蒲(ガマ)が生えている。

3. 釜の形に似ている

ガマ沼という名前ですが、ガマガエルはいません。代わりにサンショウウオがいます。ガマ沼は2つの火口によってできた沼で、「お釜」のような形であるためガマ沼と名づけられたました。青緑色の美しい沼です。

八幡平情報

八幡平市観光協会 Tel. 0195-78-3500
角館市役所 Tel. 0186-30-1111
八幡平タクシー Tel. 0186-32-2167

 

お問合わせ

太平山観光開発㈱会社 Tel. 018-827-2306

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