ございしょだけ

御在所岳(1212m)は、三重県の鈴鹿山脈セブンマウンテンの盟主で、花崗岩質の岩峰や奇岩があり、アルペンムードのある山として親しまれています。
ふもとの湯の山温泉から山上にはロープウェイでも登れ、四季を通じて登山者や観光客が訪れています。山上公園には、わんわん広場などがあり、憩いの場となっています。
登山コースは、ここで紹介する以外にもたくさんあり、どのコースも特徴があり楽しみながら歩くことができます。

   
中之島公園   地蔵岩   山上公園
   
リフト   御在所ロープウェイ   藤内壁
   
藤内小屋   日向小屋   蒼滝
車利用の場合、各コース登山口の近くに駐車場はありますが、下山にロープウェイを使用した場合は、駐車場まで歩くことになりますので、計画時ご注意ください。
中道コースは、途中に岩場のキレットがあります。未就学児童には、裏道コースなど他のコースをおすすめします。
アクセス 近鉄名古屋駅→近鉄四日市駅→近鉄湯の山温泉駅→(三重交通バス)湯の山温泉バス停
名古屋名鉄バスセンターから、湯の山温泉バス停行きの直行バスもあります
 
車利用の場合
東名阪自動車道・四日市IC→(湯の山街道)→湯の山温泉バス停(周辺駐車場へ)または鈴鹿スカイラインから各登山口へ。
コース 中道コース 湯の山温泉バス停→中之島公園→中道登山口→オバレ石→山上公園→(リフト)山頂→(リフト)山上公園→(ロープウェイ)湯の山温泉乗場→湯の山温泉バス停
 
*他に、裏道、一ノ谷新道、表道、峠道などがあります。
親子
コースタイム
(中道コース)登り4時間00分、下り3時間30分
(参考裏道コース)登り3時間50分、下り3時間20分
交通 ●山上公園から頂上までリフトで行けます(10分)。

●参加者の体力、年齢、時間、体調などにより、ロープウェイを利用することができます。

●車利用の場合、春から秋にかけてシーズン中の休日は、湯の山街道が渋滞し駐車場も満杯となるため、早めの行動をお勧めします。

●鈴鹿スカイラインに沿って各コースの登山口があり、それぞれ近くに駐車場があります。

アキアカネが上がってくる御在所岳

御在所岳には、夏になると、何千、何万匹といったアキアカネの集団があがってきて、山頂ではともだちになった気分になります。アキアカネはアカトンボの仲間で、6月にふもとの田んぼで羽化した成虫は、気温の高い7月と8月の2か月間を涼しい鈴鹿の山ですごし、秋に再びふもとにおりて産卵をし一生を終えます。アキアカネを捕まえると、目が赤くなったり腹が痛くなるという言い伝えも残されています。

冬の風物詩、氷瀑と樹氷

冬、御在所岳山上では骨組みに水を吹きかけて氷瀑をつくります。気温が氷点下になる12月から2月に、水を霧状にして吹きつけ氷の塊を大きくしたものです。高さが10mを超える巨大な氷瀑やオブジェがあり、冬の風物詩となっています。また同じ時期、寒波が訪れると、標高1000mより上では樹氷を見ることができます。

鈴鹿山脈には、御在所岳を含む「鈴鹿セブンマウント」と呼ばれている南北に連なる7つの山があります。
雨乞岳(1237m)、釈迦ヶ岳(1092m)、竜ヶ岳(1099m)、御在所岳(1212m)、鎌ヶ岳(1161m)、入道ヶ岳(906m)、さて、もうひとつは、どれでしょうか。

1. 霊仙岳

2. 藤原岳

藤原岳は標高1140mの山で、「花の百名山」「新・花の百名山」「日本三百名山」に選ばれています。霊仙岳(1083m)と御池岳(1247m)はともに鈴鹿山脈の山で、前者は「花の百名山」、後者は鈴鹿山脈の最高峰です。なお、「鈴鹿セブンマウンテン」とは、1964年(昭和39年)に鈴鹿の山々を登るという登山大会が実施されたときに選ばれた山々で、この登山大会は34年間続きました。

3. 御池岳

2006年(平成18年)まで御在所岳の山頂には、世界で唯一の、ある動物だけを展示していた動物園がありました。さて、なにを展示していたでしょうか。

1. カモシカ

「日本カモシカセンター」で、鈴鹿山脈に生息するニホンカモシカをはじめ、タイワンカモシカやシャモア、シロイワヤギ、ゴーラルなど、多いときで8種60頭を飼育していました。御在所ロープウェイ開通の翌年の1960年(昭和35年)に開園し、2006年(平成18年)まで営業をしていました。

2. 猿

3. ウサギ

御在所岳情報

湯の山温泉観光協会
御在所ロープウェイ

 

お問合わせ

日本山岳会 東海支部 Tel. 052-332-8363

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