カンチェンジュンガ(8568m)NEWS   


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カンチェンジュンガ遠征隊 登頂成功と事故について。   

当HPで案内していた日本山岳会青年部カンチェンジュンガ遠征隊(隊長:谷川太郎)は既に新聞、放送などで報道されていますが、5名(谷川、赤坂奥田、広瀬、椎名)登頂後、2名(赤坂、椎名)が死亡する事故が発生しました。

 5月15日14時20分に頂上アタック隊5名が登頂成功後、下山中8200m 付近で椎名厚史隊員が急に意識不明となり谷川隊長とビバーグ中、翌16日午前3時頃死亡。
残る3名はアタックキャンプを目指し下山。しかし赤坂隊員と奥田隊員がキャンプに帰着できず、奥田隊員は酸欠で一時的失明状態となる。
赤坂隊員は、椎名隊員死亡後下山中の谷川隊長に発見され、帰還努力するも疲労状態でアタックキャンプを目前の7900m付近で午前9時30分に力尽きた。 
奥田隊員は、アタックキャンプに帰還した広瀬隊員及び救援に駆けつけた隊員により孤立状態から救助された。
谷川隊長、奥田隊員、広瀬隊員は凍傷などを負ったが救出後、救難ヘリでカトマンズ到着後、20日に帰国入院した。

 今回の事故については、詳細な報告と検討がまとめられる予定ですが、今回、遅ればせながら取りあえず、経過要約をホームページに掲載しました。 登山関係者ほか、本事故についてこのHPで確認を希望された方々に対しましては状況報告が、遅れましたことを、お詫び申し上げます。


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