お知らせ委員会科学委員会自然保護委員会

■ 2018.08.05

山のマナーノート』発行 科学委員会/自然保護委員会

科学委員会/自然保護委員会両委員会では山岳会本部からの委託を受け、
A6判20ページの小冊子『山のマナーノート』を発行しました。
会員には「山」(7月号)に同封されました。 

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近年の山でのマナーの低下を危惧し、登山者のマナー向上に
より安全で楽しい山行に少しでも寄与できればと、科学的視点
と自然保護の立場からイラストと写真を駆使し、分かりやすさ
に努めた自信作です。
「山の日」記念行事、全国の登山口などにあるビジターセンター、
山小屋、登山用品店での配布を考えています。会員による初心者山行
などでもお使いいただきたいと考えます。好評のおりには増刷を予定し
ています。また、英・中・韓国語版の発行、さらに「安全登山ノート」
の編集も考えておりますが、資金不足です。企業、個人にかかわらず、
寄付のご紹介をいただければ幸いです。

注文、質問などは kagaku@jac.or.jpへ

 

YOUTH CLUBお知らせ委員会活動・組織の紹介

■ 2017.10.04

第11回日中韓三国学生交流登山報告

第11回日中韓三国学生交流登山の結果を報告する。

花崗岩のスラブでのクライミングや、岩稜帯の登下降を楽しむヨンナムアルプス登山、
および9月に開催されるウルジュマウンテンフィルムフェスティバル(UMFF)での上映作品
の一部の上映会などが行われ、三ヶ国から集まった学生同士が、積極的に交流出来た。

・開催期間
2017.8.7(月)-8.14(月)

・開催場所 Place
韓国蔚山市及び釜山市

・参加者数 (内は、スタッフ)
日本   8 (+2)
韓国   9 (+5)
中国   9 (+4)

詳しくは、レポートをご覧ください。

お知らせ医療コラム委員会活動・組織の紹介

■ 2017.03.01

漢方薬は登山にも役立つ 大野秀樹 第861号

漢方薬は登山にも役立つ

大野秀樹

漢方薬を使用する医師の割合は約90%である。また、すべての医学部・医科大学で漢方薬の講義が実施されているように、すっかり市民権を得てきた。一般に、漢方薬は複数の生薬を組み合わせた方剤(調合された薬)を指す。それぞれの生薬が多くの有効成分を含んでいるため、西洋薬のように症状をピンポイントで抑えるのではなく、複雑多彩な症状に効果を発揮し、その結果、病気に対する抵抗力を高める。そのため、漢方薬と西洋薬は、それぞれの長所を生かして使い分けることが重要である。こんな漢方薬を登山で利用しない手はない。

急性高山病:高山病の予防、治療にしばしば利用されるダイアモックス(一般名・アセタゾラミド)は、利尿作用を有する。血液濃縮が起き、水分補給が困難な高所での利尿剤の使用は望ましくない。一方、柴苓湯(114)は小柴胡湯(9)と五苓散(17)の合剤であり、後者は軽度利尿作用をもつが、脱水のときには水分をキープするユニークな性質があり、主に水分循環を改善する。こうして、二日酔いにも効果がある。さらに、前者の成分である柴胡にはステロイド様の作用がある。ステロイドは高山病治療の切り札の1つであり、体液を調整する五苓散と一緒になった柴苓湯を高山病対策の第一選択薬として推奨したい。実際、前日からの服用で、効果例が数多く報告されている。その他、五苓散単独や、成分が似ている真武湯(30)にも有効例が少なくない。

こむら返り:ほとんどの漢方薬は主として慢性効果を示すが、こむら返りに著効する芍薬甘草湯(68)の急性効果は、全漢方薬中トップクラスだ。多くは服用後5-10分以内に手品のように効果を発揮し、どの西洋薬よりも優れている。芍薬と甘草に含まれる成分が神経筋シナプスのアセチルコリン受容体に相乗作用し、筋弛緩作用を発現する。

疲労感:補剤は消化機能や免疫能を賦活し、体の機能を高めて元気にしてくれる漢方薬であり、西洋薬にはみられない。補中益気湯(41)がファーストチョイスで、効果がなければ十全大補湯(48)、消化器症状を伴っていれば六君子湯(43)がオススメである。

各数字はツムラ漢方薬の番号を示し、大部分は他のメーカーのものと重複する。漢方薬は、「証」(各人の体力・体質・症状など)に基づいた相性が重要であり、違和感を感じたり、効果が少しもみられない場合には、躊躇なく服用を中止して構わない。鍼灸が高山病に有効という報告もあり、漢方薬を中心に東洋医学がさらに登山に応用されることを期待したい。

「山の日」事業委員会お知らせ委員会

■ 2016.10.28

第6回岳都・松本山岳フォーラム2016 テーマ「山に親しむ、山に挑む。」第1回「山の日」記念全国大会関連行事開催

第1回「山の日」記念全国大会関連行事として、
第6回岳都・松本山岳フォーラム2016 テーマ「山に親しむ、山に挑む。」
を11月26日・27日がまつもと市民芸術館で開催されます。

27日(日)のステージプログラムは、事前申し込みによる聴講券が
必要となっております。
聴講券の受け付けは本日10月28日~山岳フォーラム公式HP
http://www.sangaku.net/)から可能です。

また、岳都・松本「⼭岳フォーラム2016」関連イベントとして
山のワイルドライフ・サイエンス―写真展と講演会―も開催されます。

平成28年11月23日(水・祝)-27日(日)
午前9時~午後5時
(初日は午後3時から/最終日は午後4時まで)
会場 松本市美術館 2F多目的ホール
 

http://www.wildlife-science.org/yama/

お知らせ医療コラム委員会活動・組織の紹介

■ 2016.10.28

健康長寿のための山登り2:心拍数による運動強度の調節 斉藤 繁 第857号

健康長寿のための山登り2:心拍数による運動強度の調節

齋藤 繁

「山登り」を習慣的な運動とすることで、健康長寿を満喫できるのではというお話を前回致しました。では、実際に運動するときの運動負荷量は何を指標にしてどの程度とするのが適切なのでしょうか。特別な道具や技術がなくても測定できる指標として、心拍数が広く使われています。心拍数と主観的なつらさとのおおよその関係が示されていて、持久系のトレーニングとして適当な運動強度は、「ややきつい」程度とされています。これを心拍数に換算すると、各人の最大心拍数の60%を超えるぐらいという目安になります。このレベル以上の運動では、筋肉への酸素供給が不足状態となり、筋肉での乳酸産生が高まってしまいます。乳酸産生が高まる運動強度の変換点はAT (anaerobic threshold)と呼ばれ、この点での心拍数は「{(220‐年齢)-安静時心拍数}×50%+安静時心拍数」という式で予測されます。健康増進を目的とする登山、競技選手でない登山者がトレーニングとして取り組む「山登り」では、筋肉を極端な酸素不足にしない程度を目標にするとよいでしょう。ただし、各個人の心拍数の最大値は下の式で予測されるので、年齢が上昇すると最大心拍数も下がってくることに注意が必要です。また、年齢を重ねるうちに暦上の年齢と身体的年齢の差が大きくなっている可能性があります。健康管理が上手で、肉体的な年齢が暦の年齢よりも若く維持できている人では、この式で引くべき数値が小さくなり、最大心拍数の低下が遅れますが、逆に不摂生を続けたことで身体的な衰えが進んでいる人では暦年齢よりも引く数が大きくなり最大心拍数が小さくなります。

 最大心拍数簡易予測式 「最大心拍数 = 220 – 年齢 」

  どこまで心拍数が上げられるか限界まで運動負荷を上げて、実際の個人の最大心拍数を測定すれば、上記式の「最大心拍数」にその数字を代入することで、その人の身体的年齢が逆算できます。健康診断で運動制限を指示されていない方は、倒れても救護が得られる安全な環境で一度試してみてもよいでしょう。

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写真:心拍数は運動負荷を測定出来る指標として広く使われる

<参考図書>

1)齋藤 繁 著 「病気に負けない健康登山:ドクターが勧める賢い登山術」(ヤマケイ山学選書)山と渓谷社 2010

2)齋藤 繁 著 「体の力」が登山を変える ここまで伸ばせる健康能力YS006 (ヤマケイ新書) 山と渓谷社 2014

お知らせ医療委員会委員会活動・組織の紹介

■ 2016.10.23

医療委員会主催景信山メディカルハイキング報告  医療委員会・浜口欣一

医療委員会主催景信山メディカルハイキング報告

医療委員会・浜口欣一

医療委員会では,10月1日(土) 山の医療を実地に学んでいただくための企画として,初めての登山医学講習会・メディカルハイキングを景信山で開催した.登山中に起きる病気やケガなど不慮の事故に遭遇した時に役に立ち,医学的な知識を会員に学び体験してもらう実地の講習会である.開催前日の夜の天気予報では降水確率が70%だったが決行することにした.JR中央線高尾駅北口に午前8時30分集合した.受講生は申込者23名の内,5名の欠席者があり,18名だった.内訳はJAC会員13名,多摩支部主催初心・初級者登山教室受講生5名だった.医療委員6名とあわせて24名で小仏へバスで向かった.下車後停留所の広場で医療委員や受講者の自己紹介を行い,今回の目的や注意事項などを説明,二つの班に分かれて出発した.景信山の登山口から森林帯の細い道を登って小屋のある山頂に着いたのが11時15分である.昼食を摂った後に,講義や実習を開始した.実施項目はハチ刺され,虫刺され,切り傷・すり傷,出血,足首ねん挫,膝痛,腰痛,足ツリ,骨折などの対処,心肺蘇生実習,携行医薬品の解説などであった.野口委員は,ねんざや膝・腰の痛みや予防に使うテープを,足首の痛みを訴えていた受講生をモデルに説明したのち,

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持参ゴムベルトなどの簡便なグッズの使い方を説明した.また,携行している薬品類を提示し特徴や使用上の注意などを細かく解説した.さらにハチ刺され時のアナフィラキシー治療薬剤であるエビペン注射薬のデモ用キットで参加者たちが足に注射する疑似体験をした.これらは野口委員が著した「山の病気とケガ」から抜粋し,改めて解説を加えたものである.

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植木委員は心臓マッサージの方法について持参した人形を用い使用時の注意,胸骨圧迫時の腕の使い方や動作時間など詳しく解説した.

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受講者全員に心臓マッサージと人口呼吸を実践してもらった.

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更に骨折などでの三角巾の使用方法も解説した.女性の参加者が多かったので専門の泌尿器科医の立場から冷えや,膀胱炎予防の説明があった.秦委員は実際のハチやマダニなどの標本を見せながらの解説した.

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 マダニに刺された場合には無理に虫体を抜くと口器が皮膚に残ってしまうのでなかなか治癒しない.虫体にワセリン(ムヒなどの軟膏,メンソレタム等も可)をたっぷり塗りテープで押さえる,マダニが呼吸を出来なくなる方法を実際に紹介した.秦委員が編集した虫刺されと虫よけの手引き書を配布しキイロスズメバチなどの害虫予防なども解説した.山頂の小屋の女将さんも熱心に聞いており,小屋にハイカーが来てハチに刺された・捻挫したなど相談されることも多いので,多いに参考になったという.山で起きる様々なアクシデントに救急的に対応できる講習を2時間半ほど行い,記念撮影後,14時15分小仏峠に向かってに向かってに下山を開始した.空模様はやや明るくなり山頂から遠く都心の建物が見えるよになっていた.

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途中はぬかるんでいる上に,ゴツゴツした岩石が飛び出していて,滑って転ぶと思わぬケガに繋がりそうな山道である.「さっきの講習が役に立つ事が無いようように注意しておりて下さい!」との注意を促した.小仏バス停15時40分発の高尾駅行きに辛うじて全員が乗車できた.高尾駅北口で,「ケガもせず雨も降らず無事終了できた」旨の挨拶をして解散した.医療委員と受講者のうちの希望者総勢17名で,南口の懇親会場で当日の反省や今後の委員会への要望などについて懇談した.当日参加の医療委員会委員は野口いづみ,浜口欣一,植木貞一郎,秦和寿,村上和子,小清水敏昌である.

委員会

■ 2014.07.07

◎学生部について

学生部について

学生部は、日本山岳会のYouth club傘下の組織です。

主に首都圏の大学山岳部、ワンダーフォーゲル部などが参加し、団体会員として日本山岳会に加盟しています。個人会員である学生も少なくありません。

例会が毎月1回日本山岳会本部で行われ、そこでは参加大学の代表者が集まり、各大学の活動報告をはじめ、計画の共有や行事、講習会の運営について話し合っています。

学生部が企画する行事としては、毎年恒例のマラソン大会やクライミング大会があり、他の大学のクラブとの交流の機会となっています。その他に学生たちのスキルアップに必要と判断した、沢登り集会、雪上訓練合宿、アイスクライミグ合宿などを開催し、その一部にはプロガイドを講師に招いて行っています。

また、異なる大学のクラブの部員同士で遠征隊を組織し、これまでに幾度もの海外遠征を行っています。

部長:東秀訓
役員:委員長/真下孝典 青山学院大学山岳部
            副委員長/佐久間亮太 専修大学山岳部
                           松山侑生 東海大学山岳部

◎問合せ
当会への入会希望、クラブの運営などについての相談、ガイドや講師の派遣などについての相談は、以下のメールアドレスにご連絡ください。
jac-gakusei@jac.or.jp

◎平成25年度学生部加盟大学

・青山学院大学山岳部

・学習院大学山岳部

・神奈川大学山岳部

・関東学院大学山岳サークル

・慶応義塾大学山岳部

・慶応義塾大学ワンダーフォーゲル部

・首都大学東京山岳部

・専修大学山岳部

・千葉工業大学山岳部

・千葉大学山岳部

・中央大学山岳部

・東海大学山岳部

・東京工芸大学山岳部

・東京大学スキー山岳部

・東京理科大学山岳部

・東京農業大学山岳部

・東京電機通信大学山岳部

・日本大学山岳部

・法政大学山岳部

・武蔵野大学山岳部

・明治大学山岳部

・横浜国立大学山岳部

・立教大学山岳部

・立正大学探検部

・早稲田大学山岳部

◎平成26年度のおもな行事・講習会

雪上訓練合宿(1回目)

開催日:4月27~29日
場 所:岳沢
講 師:野澤誠司(YOUTH CLUB委員長)、中山茂樹(学生部部長)

雪上訓練合宿(2回目)

開催日:5月24~25日
場 所:岳沢
講 師:中山茂樹(学生部部長)

沢登り集会(懇親ファイアーと沢登りの基礎)

開催日:6月14~15日
場 所:丹沢 滝沢園、源次郎沢
学生自主運営

第8回日中韓三国学生交流登山

開催日:8月6~12日
※韓国開催

第3回クライミング大会

開催日:11月8日
場 所:神奈川大学

第51回マラソン大会

開催日:11月9日
場 所:皇居周回コース

アイスクライミグ講習会

開催日:2015年2月予定

月例会

開催日:毎月第4木曜日の19時から開催
概 要:各大学が山行報告と計画の発表を行い、その後、行事や講習会についての話し合いを行っている。学生部長、学生部担当理事による指導の下、学生委員長が中心となって話し合いを進める形式をとっている。

◎平成26年度の学生部と大学の遠征スケジュール
・7月30日〜9月13日 学習院大学 ザンスカール遠征
・8月1日〜9月16日 東京農業大学 ムスターグアタ遠征
・9月5日〜10月13日 学生部女子 ムスタン遠征
・10月5日〜11月4 日 法政大学 アマダブラム遠征

◎平成25年度に行った、おもな行事・講習会

セルフレスキュー講習会

開催日:6月29日
場 所:三つ峠 天狗岩
講 師:松原尚之 ガイド
参 加:学習院大学、法政大学、専修大学、青山学院大学、中央大学から11名が参加
概 要:岩場でのセルフレスキュー、搬送、ファーストエイド。

第7回日中韓三国学生交流登山

開催日:8月16日から8月21日
場 所:神奈川大学(拠点として)
参 加:日本人学生13名、中国人学生10名、韓国人学生10人、それぞれの国からの随伴スタッフを含め総勢47名が参加
概 要:クライミング大会、富士登山、東京・箱根見物を行い、三国の学生が交流を深めた。

第2回学生部クライミング大会

開催日:8月17日
場 所:神奈川大学
参 加:日本人学生は9大学30名、中国・韓国の学生からは11名が参加
概 要:第2回大会は三国学生交流登山の日程に組み込む形で行った。
成 績:男子リード/優勝 山内 誠(神奈川大)
    男子トップロープ/優勝 鍋田拓洋(慶大)
    女子リード/優勝 安田あとり(神奈川大)
    女子トップロープ/参加なし

雪崩机上講習会

開催日:11月7日
場 所:市ヶ谷ルーム
講 師:山田和人 理事
参 加:11大学31名が参加
概 要:雪崩リスクマネジメントの基礎を学習

第50回学生部マラソン大会

開催日:11月9日
場 所:皇居周回コース
参 加:学生部参加大学を中心に17大学123名が参加
概 要:毎年恒例のマラソン大会。平成25年度は50回記念大会となり、例年になく多くの学生が参加した。
    団体戦/周回コース各自1周(5km)x 4人
個人戦/周回コース3周(5km x 3 = 15km)
成 績:団体戦男子/優勝 早稲田大学Aチーム
    団体戦女子/優勝 武蔵野大学Cチーム
    個人戦男子/優勝 丹澤 俊(中大)
    個人戦女子/優勝 渡辺葉月(東農大)

アイスクライミング講習会

開催日:2月12日、13日
場 所:八ヶ岳南沢小滝、大滝
講 師:松原尚之 ガイド
参 加:東海大学、法政大学、学習院大学、専修大学、東京工芸大学、武蔵野大学、中央大学から13名が参加
概 要:アイスクライミングの基礎講習。

月例会

開催日:毎月第4木曜日の19時から開催
概 要:各大学が山行報告と計画の発表を行い、その後、行事や講習会についての話し合いを行っている。学生部長、学生部担当理事による指導の下、学生委員長が中心となって話し合いを進める形式をとっている。

◎問合せ
当会への入会希望、クラブの運営などについての相談、ガイドや講師の派遣などについての相談は、以下のメールアドレスにご連絡ください。
jac-gakusei@jac.or.jp