第14回青森ウエストン祭(平成18年7月2日新郷村)

開式の辞・柿本会員

 献花・工藤会員

 献花・鈴木会員

雪山賛歌・ウエストン讃歌斉唱

追悼登山・戸来岳山頂にて

故戸来彌宅にて

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以下は下山支部長の祝辞です。

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 おはようございます。ただいまご紹介をいただきました下山でございます。

 本日は、第14回青森ウエストン祭を、須藤村長様初め多数の方々がお集まりになり、盛会裡に開催されましたことを、社団法人日本山岳会青森支部を代表しまして心からお祝い申し上げます。

 さて、ウエストン氏は、ご存じのようにイギリスのケンブリッジ大学を卒業され「マスター・オブ・アーツ」の称号をもつ聖職者であり、日本山岳会最初の名誉会員の登山家でもあります。そのウエストン氏が、普及活動や登山活動のためではなく、明治三十五年の青森県大飢饉救済活動のため、翌年二月から三月の雪の中、徒歩でお出でになりました。その百三年前の恩恵に感謝をこめ、ウエストン氏のレリーフを私費で建立し青森ウエストン祭の創設をされ、昨年惜しくもお亡くなりになられた戸来彌氏の謹んで哀悼の意と深甚なる謝意を表したいと思います。また、日本でウエストン祭を実施されているところは、七ヶ所と伺っておりますが、このような形でウエストン祭を創設されたのは、我が青森支部会員でありました故戸来彌氏のみであります。私を初め現代人にかけている『献身』の心情をウエストン氏と戸来彌氏から学ぶことができます。

 明治三十六年救援活動にあたった折、ウエストン氏が宿泊された戸来家から始まった「献身の和」のもと、今『歴史とロマンと山岳』の新郷村に沢山の人々が集い合うことの意義深さに、言葉では言い表すことができない程の「歓喜と素晴らしさ」を感じます。日本山岳会青森支部は創立から十四年目を迎えますが、この第十四回青森ウエストン祭と同じ回数で歴史を重ねてきたことに何か深いかかわりがあるのではと考えさせられてしまいます。

 青森支部では、初代支部長松島静吾氏初め五名の物故者がおられますが、今まで追悼登山を実施しておりませんでしたので、この式典後、戸来岳まで登山をした後、戸来彌氏のお庭をお借りし、シンプルではありますが、セレモニーを予定しておりますので、日本山岳会会員以外の方々も多数ご参加いただければと、この場をお借りしてご紹介させていただきました。

 それでは、ウエストン氏と戸来彌氏の心髄に衷心より感謝申し上げますとともに青森ウエストン祭の益々のご発展をご祈念申し上げまして、ご祝辞と致します。

 平成十八年七月二日

                    社団法人日本山岳会青森支部長 下山壽