2005年6月白神ブナ林再生事業

 

日本山岳会創立100周年記念事業として、青森支部主催の「白神山地ブナ林再生事業」が、62425日の2日間わたり全国から駆けつけた会員約75名が参加して実施されました。

24日午後、鯵ヶ沢町の一ツ森自然学校で受付後、樹齢300年という鯵ヶ沢杉(北限の天然杉)や、藩政時代の田山である「ミニ白神」を巡る自然観察会が行われた。

午後6時からの開会式で、根深誠青森支部長と来賓の田辺寿副会長が挨拶されました。

長谷川鰺ヶ沢町長、中野津軽森林管理署長の祝辞の後、本事業のプロジェクトリーダーである村田孝嗣会員がブナ林再生事業の経過報告をし、最後にこのブナ林再生事業に初めから携わってきた大森弘一郎会員が苦労話と今後の展望を述べられました。

その後、大塚博美元会長の乾杯で始まった懇親会は、地元鯵ヶ沢の郷土芸能、担ぎ太鼓が披露され、ねぶた囃しにハネトの飛び入りなど、大変盛り上りました。

25日は、今冬の豪雪で林道が通行不能となっているため、迂回しながら片道3時間をかけ、1999年から継続実施している櫛石山登山口付近の植樹会場に約75名が集合しました。

元営林署職員である竹越恵蔵会員の植樹指導のあと10班に分かれて杉の除伐跡地等に植樹しました。

幸いにして天候に恵まれ、無事故で成功させることができたのは関係者の皆さまのおかげと心から感謝申し上げます。

青森支部では今後もこの事業を継続し、200周年まで続けていきたいと考えています。

とりあえず、次回は9月17日〜19日の予定です。皆さまの参加をお待ちしています。

青森支部 事務局長 須々田 秀美

 

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北限の天然杉

          ミニ白神で自然観察

植樹の仕方の説明を受ける