日本山岳会をはじめとする山岳5団体は、「山の日」の制定を目指し、力を合わせて全国的な啓発運動を展開することになりました。4月9日、「山の日」制定協議会を結成し、同26日、5団体が揃って体協記者クラブで会見して運動のスタートを発表しました。
山岳5団体は日本山岳協会、日本勤労者山岳連盟、日本山岳会、日本山岳ガイド協会、HAT-J(日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラスト)で、国民祝日としての「山の日」をつくり《日本人の生活と文化に結びついた山の恵みに感謝するとともに、うつくしく豊かな自然を守り、育て、次の世代に引き継ぐことを国民のすべてが銘記する日にしよう》と呼びかけました。
具体的な運動の進め方について山岳5団体は、それぞれの組織や団体の特性を生かして活動を展開するとともに、連携を密にして、5団体が「山の日」制定を視野に入れた企画、イベント、広報活動などに取り組み、国民運動に盛り上げていくことを申し合わせています。共同のアピールには、より多くの人が山と親しみ、山を楽しんでほしいとの願いが込められており、「この運動を通じて全ての登山者の安全と健康に寄与したい」「山を愛するわたしたちの運動の趣旨に賛同され、より多くの方々、省庁、自治体、団体、企業、学校、研究者、さらにメディアの各位より、ご理解とご支援を得たい」と訴えています。
5団体による具体的な広報活動の第一歩として、『山を考える/山の日をつくろう』というリーフレットを10万部つくりました。そこには「山の日」制定に向けたアピールだけでなく、クイズ感覚で山への関心を誘う「Q&A」のページがあります。(皆さんも挑戦してみませんか。日本山岳会の「山の日制定プロジェクト」のメンバーが設問にあたまをひねりました。)
「山の日」づくりの趣旨を理解していただくためインターネットを活用したいと考えています。まずは各団体のホームページに「山の日」コーナーを設け、なるべく早い時期に、5団体協議会としてのポータルサイトを立ち上げ、広報活動、情報提供を行ないます。
さて、当然のことながら記者会見でも「山の日は何月何日を考えているのか」という質問が出ました。制定協議会では、いまの段階で、いつという候補の日にちを特定していません。全国に多くの「山の日」があり、その日を中心にイベントなどが行なわれています。国民運動として「山の日」を考える当協議会では、すでに「山の日」をもつ団体とも力を合わせ、「山の日」を設定したいと考えております。そのため、今の段階では特定の日を設けることはせず、国民的な「山の日」をつくることに、多くの方々がご賛同いただくことを目的としています。
そして次の段階として、機運が盛り上がった時期に特定の日を選び、制定を目指す予定です。その目安は2013年です。
みなさんの考えをお寄せください。「山の日」制定協議会のことしの幹事は日本山岳会で、メールアドレスはjac-yamanohi@jac.or,jpです。