各拉丹東(グラタンドン)雪山初登頂と
長江正源流踏査

遠征隊名: 唐古拉山脈学術登山隊1985
山域: チベット高原中央部
国地域: チベット
対象の山: 唐古拉山脈: 各拉丹東雪山(6621m)
高度: 6621m
ルート: 各拉丹東氷河(仮称)から北西稜
キャンプサイト: BC(5280m). ABC( ?m). C1(5680m). C2(6100m).
酸素補給: なし
固定ロープ: 使用。各拉丹東雪山北西稜6170mより6520mの間。延距離580m、高度差370mに使用。
難易度:   
期間: 1985年7月〜9月
成功の場合の登頂者数: 各拉丹東雪山(6621m) 6名。
各拉丹東雪山北西稜のコル反対側無名峰(6293m) 9名。
登頂者名、日時: 8月19日 各拉丹東雪山(6621m)
  高尾薫、川下肇、倉智清司、下田泰義、小林正寛、廣瀬顕

8月15日 各拉丹東雪山北西稜のコル反対側無名峰(6293m)
  高尾薫ら6名 

8月18日 各拉丹東雪山北西稜のコル反対側無名峰(6293m)
  黒木一男、報道関係者2名
 
失敗の場合;最高到達と日時:     
事故:   
犠牲者が出た場合;名前・原因・高度・日時:   
目的  (1)唐古拉山脈: 各拉丹東(グラタンドン)雪山(6621m)、姜根迪如(チャングディツシュ)雪山(6548m)、ガジャディツシュ雪山(6513m)
   三山の初登頂
 (2)長江(楊子江)正源流地域の踏査(地質学的共同研究、動植物観察、遊牧民との交友)
隊の国籍: 日本・中国
隊員数: 21名
リーダー: 隊長=松本征夫(56)、副隊長=西田民雄(42)、副隊長=松原正毅(43)
隊員: 倉智清司(35)、高尾薫(38)、川下肇(32)、坂本勉(28)、黒木一男(37)、下田泰義(34)、田淵卓弥(27)、松本佳久(25)、小林正寛(23)、廣瀬顕(22)、陶山昭子(43)、
報道隊員=宮前周司(32)、鈴木幸夫(30)、藤巻弘(47)、浦上敏(36)、松原英夫(27)、
支援(シェルパ等): 正連絡官=刈 広達、副連絡官=李 軍
参考文献: 山岳 P38-P43、日本山岳会刊、1986
刊行書籍: 唐古拉山脈学術登山隊編 仮題『唐古拉山脈各拉丹東雪山報告書』1986年発行予定
青藏高原登山研究会会報『青藏』第3号 「各拉丹東雪山登山・長江源流踏査特集号」1986年発行予定
連絡先: 日本山岳会  
名前: 松本征夫、倉智清司 
住所: 東京都千代田区四番町5-4   
電話:   
fax:   
e-mail:   
web site:   
行動概要  7月25日西寧(シーニン)発。
7月28日から30日崑崙山口付近にて高所順応トレーニング。
8月1日格尓木(ゴルム)発。
8月6日ベース・キャンプ(5280m)設営。
8月11日C1(5680m)設営。
8月13日C2(6100m)設営。
8月15日4名北西稜ルート工作6510mで雪洞ビバーク。他の6名が各拉丹東雪山北西稜のコル反対側無名峰6293mに初登頂。
8月18日黒木一男と報道関係者2名が各拉丹東雪山北西稜のコル反対側無名峰6293mに第二登。
8月19日高尾、川下、倉智、下田、小林、廣瀬が各拉丹東雪山に初登頂
8月26日から9月6日長江正源流踏査。
8月31日正源流カナバサミ北氷河末端に到達。
9月1日源流付近、カナバサミ南北両氷河踏査。
9月15日拉薩(ラサ)着。

姜根迪如雪山(6548m)、ガジャディツシュ雪山(6513m)は、天候が悪く移動に時間を要し事前に中止。
環境保護活動   
[註] 中日唐古拉山科学考察ルート図による地名を使用。

更新日 99/09/12


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