日本山岳会青年部とは?

 本格的登山を志す者たちが集まった、(社)日本山岳会内における一つのセクションです。
 日本山岳会という大きな組織の中に属していますが、同人的性格の社会人山岳会とほぼ同じです。
 メンバー各自が自由に登山を行い、その活動に規制は加えませんが、万一の緊急時の際には、救援体制を組織します。山行の届け出制を敷き、山岳保険の加入も義務づけています。
 義務として参加する合宿等はありませんが、年に数回、自由参加の登山イベント(注1)を実施したりしています。
 例会は月に2回(第2、第4木曜)、市ヶ谷の日本山岳会ルームにおいて実施しています。第4木曜日の例会にはできるだけスライド等を用いた登山の報告会(注2)を企画し、青年部のメンバー以外にも広く参加を呼びかけています。
 また会報『きりぎりす』を年4回発行していますが、メンバー以外からも広く記録や文章を集め、青年部の枠にとどまらない、若い登山者・クライマーの情報発信の役目を果たしています。
 例会(特に第4木曜)や『きりぎりす』において広く門戸を開放していることは、ふつうの社会人山岳会や同人組織にはあまり見られない、日本山岳会青年部の一つの特質と言えるでしょう。
 なお、現在活動しているメンバーは約12〜13名ほどで、平均年齢は20代後半くらいです。フリークライミングにはまっている者から、ゴルジュ突破に情熱を燃やす者、そしてローツェの無酸素登山に成功した者など、さまざまな登山志向を持つものが集まっています。日本山岳会青年部と言えば、数年前まではヒマラヤ登山のイメージが強かったのですが、現在では、国内での山行により高い比重を傾けながら、オールラウンドな登山を実践している者が多いです。
 青年部がヒマラヤ一辺倒の性格を変え、現在のようなふつうの社会人山岳会と同じような同人組織的な活動をはじめてからまだ2年足らずです。日本山岳会は100年近い歴史を持つ日本最古の山岳会ですが、日本山岳会青年部は日本最新の同人組織の一つかもしれません。試行錯誤しながら進んでいますが、少しづつ仲間を増やしながら、より質の高い(満足感の高い)登山・クライミングをメンバーが楽しめる環境を整えていきたいと考えています。

注1)  谷川岳にある成蹊大学山岳部の山小屋・虹芝寮での登山集会や、屋内人工壁におけるクライミングコンペ等を実施している。

注2)  過去に、山野井泰史氏の講演会、烏帽子大氷柱を第3登した高橋康則氏を囲む会、数回のヒマラヤ登山報告、ヨセミテ・クライミング報告、ボリビアン・アンデス報告、中国の岩塔クライミング報告、カザフスタン登山&クライミング報告、国内ゴルジュ突破報告等が実施されました。

 

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