●対象:谷川鷹ノ巣C沢〜赤谷川上部
●期間:7/10〜11
●メンバー:榎並、山田、大貫、上浜 (慶應大学山岳部OB会)


 先週、雨で断念した鷹ノ巣C沢に再チャレンジ。鷹ノ巣C沢〜赤谷川源流部(下降)〜谷川本谷(下降)という計画を組んだ。2週続けての谷川温泉だが、今回は星空が覗き、期待が膨らむ。

10日 (快晴のち曇) 
 6:00谷川温泉発。8:15入渓。が、いきなり大滑の下部が雪渓で埋まっており残念。ただこれを越えると、快適な滑登りとなる。適度な緊張感を味わいながら各自思い思いのルート取りで登れ楽しい。この後も小滝が続くが、私は楽しいあまり水線突破にこだわり7m程の滑滝の抜け口でスリップ、6m滑落し腕を怪我してしまった。一度ゆきずまるとやばいという、滑滝の恐ろしさを痛感した。この後、しばらくはちょっとしたとこにびくついてしまい、渓と心が通じてない感じがした。
 40m滑滝は手前に不安定な雪渓があり、左から巻く。やがてバットレスの基部に着く。思ったよりスケールがあり、正面を開拓?したらおもしろいかもしれない(こんなこと言うのは私ぐらいか?)。右の尾根に導かれ、さらに正面の壁に阻まれ右斜上バンドに乗りB沢上部のルンゼに入る。かなり急傾斜の潅木・草付帯だが、踏跡がありそのまま登れる。ただ、このあたりは初心者には厳しいかもしれない。またそれなりのルートファインディング力も必要であろう。全体を通じてアプローチの悪さが嫌われてからか、残置などの人臭さが思いの他少なく楽しめた。
 稜線に出て(13:40-14:20)、愕然。赤谷川源流部は完全に雪渓に埋まっているのだ。源流の草原で泊まるという計画はふいになり、また明日の谷川本谷もこの雪の量だと厳しそうだ。このまま今日中に下山しようかとも話したが、とりあえず1泊はしようとのいうことになる。
 笹薮を漕いで赤谷川の雪渓に出て、偵察の末1520mの二俣に雪渓の後退したばかりの絶好の幕場を発見(16:20)。焚き火をすると、ついこの前まで雪の下だった草は野焼きのようによく燃える。そのすぐ横に雪渓があることといい、7月とは思えない不思議な空間であった。1人1個のハンバークに、マーボー春雨、おでん…と大貫氏の持ってきた晩飯がまた豪華で、酒が進んだ。


11日 (晴のち曇)
 7:00のんびり出発。オジカ沢の頭に詰めあがり(8:05-8:40)、谷川岳・天神平とまわり谷川温泉に下山(13:30)した。出発直前に思い付いた割に、計画の継続ルートはなかなか巧妙なものだと思っていたので、中退してしまったのは残念だ。またこの雪の量だと、今年は今の後もSBに苦しめられることになりそうで、それも気になる。