●対象:飯豊/水晶尾根〜大日岳〜飯豊本山〜松ノ木尾根
●期間:12/18〜12/26
●メンバー:上浜、榎並、千原 (慶応大学山岳部)

12/17 夜新宿発


12/18 (晴一時雨)
実川部落9:10〜黒松沼13:25-35〜高目当下940m TS15:10
 雪が少なく、予定の小荒部落から更に先の実川部落までタクシーが入る。神社の裏の里道を1時間登って、堀切窪と呼ぱれる水晶尾根の稜線に出る。ここから790mPまでは、送電線の順城となっており行程ははかどる。この後は、藪にはばまれてややペースダウンするが、予定の2日分を1日で進んだ。


12/19 (曇のち晴)
TS6:30〜9:50大根下ろし基部10:05〜13:40水晶峰13:55〜1130mコル15:15
 核心の大根下ろしは、雪が多ければ雪崩に怯えながら急な雪壁を登ることとなろうが、藪を掴んでザイルを出すまでもなく突破。午後になると晴れてきて、水晶峰から大日岳が望まれる。はるか遠い。


12/20 (曇のち雨)
TS6:25〜笠掛山11:40〜1390mTS12:45
 昼前から天気が崩れ、雨に降られる。笠掛山を超えると木もまばらになり、またテント場も制約されるので、早めに設営。
 この日から当初の予定通り、小国山岳会員の蔵王の鈴木氏と定時のシーバー交信を開始する。これは今後も毎日続けられた。こうした方法を取るのは大学山岳部にとって心理的抵抗もあろうが、やり方によっては安全確保の上で非常に有効なのは間違いない。もちろん、相手の方のご好意があって初めて成り立つものであるし、我々もデポ山行の下山遅延騒動以来、小国山岳会と交流があったからこそ、このような段取りができたのであるが。


12/21 (雪)  STAY
 上部は風が強そうなのでSTAY。ラジオからはクリスマスソングばかりで、面白くない。そこで、行動食を賭けた有馬記念予想大会で盛り上がる。


12/22 (雪のち一時晴)
TS7:10〜オコナイ峰9:00〜12:20櫛ケ峰12:30〜牛首山TS15:20
コンテ:櫛ケ峰〜
 雪が少ない為、潅木が出ており、ルートファインディングは簡単。しかし、ズボズボ雪板が切れ、非常にかったるい。
 櫛ケ峰辺りでは日が覗くが、雪稜に程遠い雪量に盛り上がらない。牛首山の中央峰と北峰の狭いコルに設営、ブロック切りに時間を食い、テントに入った時には、暗くなりかけていた。


12/23 (ガス一時晴) STAY
 一時晴れるが、大日岳の風の強さを鑑み、STAY。


12/24 (快晴)
TS6:55〜計4P〜11:15大日岳11:40〜御西小屋TS13:35
コンテ:〜大日岳先
 無風快晴、絶好の登頂日である。牛ケ首からの急登で2P。ハイ松の枝を掘り起こしながらの雪壁登りを強いられる。その先のやや細い稜線でも2P出すが、ここはさして問題ない。
 辿り着いた大日岳は360度の展望。しかし蒜場尾根だけは、西大日に遮られて見えない。それは1年間この尾根を目指した末、力不足で行けなかった僕たちに対する気遣いなのか?いや、春のような陽気で光溢れる会津盆地を見下ろすぼやけた頭には、見えない蒜場尾根に対しなんとも言えない、やるせなさを感じるのだ。けれども道標に付いた巨大なエビのシッポはここの風の強さを厳粛に物語っている。
 御西小屋でデポを回収。7日目に7日分のデポを回収するのだから、後が大変とクリスマスパーティーとばかり食いまくる。


12/25 (快晴)
TS7:40〜10:10飯豊本山10:40〜御秘所1P〜種蒔山TS15:00
 朝方はさすがに風が強いが、昼前には止む。本山からはダイグラ尾根の時と同じ道程、気が楽だ。


12/26 (快晴)
TS7:25〜9:45三国岳10:30〜松ノ木尾根取付14:40〜川入16:20
コンテ:〜三国岳
 異常事態といえる、3日連続の快晴。
 三国岳で水晶尾根に別れを告げ、松ノ木尾根を藪に悩まされながら下降。川入部落では、翌日昼まで人がやってくるのを待つことになったが、ともあれ実動8+13の計画は、わずか9日目にここで終わった。