●対象:南ア深南部/大無間山栗代川〜明神谷下降
●期間:10/10〜10/13
●メンバー:榎並、千原 (慶応大学山岳部)

10/10 千頭駅泊


10/11 (晴一時曇)
栗代橋6:40〜取水口9:45〜ほおしろ沢出合12:35〜龍神の瀬戸2P、他懸垂2P〜木葉沢出合TS17:05
 取水口までは水量の少ない河原を延々歩く。ここから水量が増えるが、秋の渇水期で水自体少ないのか、『関東周辺の沢』にある「92年7月現在」の情報通り土砂の流出で埋まってしまったのか、どの淵もあっけない。
 核心の1つ、曲り淵の鶴の天の淵も泳がずに胸までつかって歩いて取り付けた。また龍神の瀬戸でも2か所、荷揚げをし泳いだ他は、腰から胸までの水量。
 幾度か立派な釣橋が上を跨ぎ、懸垂の支点の残置も目立ち深山の趣がないのも残念。結局、核心を全部1日で抜けて木葉沢出合まで進んだ。
 因みに、資料により特に竜言淵など、地名と場所の対応があやふやなので注意。


10/12 (晴)
TS6:00〜8:20林道8:45〜2段の滝懸垂1P〜稜線14:20〜大無間山TS15:25
 ここからはもう淵もなく、大無間へ沢を詰めるのみ。なお栗代林道は土砂崩れがひどくとても使えなさそう。ただこの林道は沢床から標高400m余り上を通っているのでこの土砂崩れで淵が埋まったとも思い辛い。
 ともあれ、上部は2段の滝の高巻でザイルを出したがどれも巻きは簡単だし、とても4級上のグレードはない。南アの2泊の沢というのを考えても3級上ぐらいが妥当であろう。
 ツメは三方峰と2102mPのコルの出るが、2万5000図だとここにあるはずの三隅池(大焦間小屋跡)の位置は2102mPと大無間のコルのほんの少し2102mP寄りの場所が正解。他の資料もいい加減なのですっかりだまざれたが、2102mPと大無間のコルにツメた方がいいのではなかろうか。
 稜線に出ると風があたり、大無間山頂のビバークはさすがに寒い。後から考えりや、全国的に雪に見舞われた連休である、のこのこいまだ沢登りをしている方がおかしいのかもしれない。山行名は「秋山山行」で妥協したが、「ポストサマー山行」の意識、まだまだ夏だと思っていたのにー。


10/13 (快晴)
TS5:30〜稜線下降点6:20〜懸垂1P〜アザミ沢出合9:40〜オウダ沢出合13:00〜取水口16:00
 だまされた三隅池(三方峰と2102Pのコル)から下降し明神谷に入る。最奥の5m滝で懸垂したが、この後アザミ沢出合までは、両岸の台地をうまく使って快調に進む。
 魚岳沢出合からオウダ沢出合までは3〜5m余の滝が続き小気味良い渓相。登るならすぐ分かる滝の弱点も下降だと分かりづらいが、その分“沢勘”が養われる気がする。沢は連続遡下降、というのが僕のポリシーである。ラジオを初日の泳ぎで浸水させ壊してしまったので、週間天気予報を信じ今日中の下山を急ぐ(結局、翌日も晴れが続いたのだが)。
 取水口の先の畑薙ダムヘの車道に出た所で、あっさりトラックをつかまえ、下山。しかし喜ぴも束の間このトラック、井川か千頭の駅まで行くと思いきや、途中の集落・田代で下ろされてしまった。温泉と飯屋があるだけマシだが、1日バス2本(行政上静岡市内なのに)という状況は変わらず、翌日13時のバスまでツェルトを張って待つことになった。