中央分水嶺踏査登山活動報告
宮城支部
箍の締まった分水嶺 宮城支部では、共通区間に割り当てられていた山形支部との協議の結果、関山峠から北を担当することになった。
区間内の全体を確認した結末、登山道は全体の約30%程度であることが判明。多くの会員参加を理想とするものの、薮こぎに慣れていない会員が大多数という現実がある。このため、道のない区間は、残雪期に踏査することとなり、平成16年の春から行動に移すことになった。
16年の支部総会に先がけて最初の区間、鬼首峠から花立峠間が実行に移され、多くの支部会員に迎えられ感激した。夏場は道のある区間を踏査し、多くの会員
がこれを消化した。特に苦労したのは、今年3月に実施した花山峠〜須金岳の区間だった。行動中荒天に変わり、硬くなった雪の痩せ尾根とエスケープルートの
柔らかくて深いラッセルで、里に下りたのが23時を回り、出迎えのサポートを心配させてしまった。若手・年配者・女性などの協力により、5月14日に宮城支部担当区間のすべて115.3kmを踏査完了した。 実際に歩いてみると、県境と分水頼が離れていたり、地形が複雑で分水頴の尾根が不明な所があった。また、熊の足跡とほぼ同じルートで行動したり、忠わぬ樹木に出会ったり、時期によっては、山菜サラダを食べながら行動したり、遠いと思っていた隣県の町をすぐ近くに見おろすことができ、驚かされたこともあった。
送りサポート・迎えサポートについて実費を支部会計で負担してもらったのも初めてのことだった。何よりも大きかったのは、17日間の山行で、延ベ93人の参加を得たことで、支部の箍が縮まり、行動意欲が高まったことではないかと考えている。本部の企画ではあったが、支部としてこれを確認し行動目標のひとつとして、若手から年配者まで、忠いもかけないチーム編成で行動できた。ほんとうに楽しい山行の機会を与えられたことに感謝している。
(高橋二義)
山No724(2005/9)掲載
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