中央分水嶺踏査登山活動報告

関西支部

支線へつなぐ分水嶺!!

 関西支部は、日本山岳会が誕生した30年後に発足しており、日本山岳会の100周年は関西支部の70周年にあたる。中央分水嶺踏査は、2004年3月にその企画詳細が決定されたが、これに先立ち支部では2002年12月発行の関西支部報で「支部70周年事業」として同踏査を位置付け、支部会員に参加を呼び掛けた。

 当初は、大阪・京都・兵摩の3県境に近い三国岳から、兵庫・鳥取県境のほぼ中央に位置する志戸坂峠までの198kmを34区間に分け、日帰り、もしくは前夜泊で踏査することとした。しかし、志戸坂峠以西の人形峠までの76kmが担当支部のない空白区間になることが判明したので、さらにこの区間を16区分して追加実施することにした。
 05年2月時点で、全50区間のうち31区間がすでに結査されている。支部報へは、薮山歩きの新たな楽しさや、ルート選定の困難さ等が逐一報告されているが、全区間踏査の暁には、あらためて踏査リストを支部報に掲載することとしている。

 中央分水嶺に刺激されて、支部内には支線の分水嶺踏査の話が持ち上がった。すなわち、大阪湾と伊勢湾への分水嶺、瀦戸内海と太平洋の分水嶺等である。その一環として、大峰山奥駆道を中心とした古来の修験山嶺の全区間を辿る計画を、70周年事業に位置付けて実施したところ、そのメインルートはほぼ全区間の踏査を終了しようとしている。さらに、今年は四国の分水嶺踏査をやろうと盛り上がっているところだ。

 分水嶺のおかげで、支部山行の機会が増すとともに、新しい仲間が増えているので、これを機会に、支部活性化に努めていきたいと思っている。 西に行けば行くほどブッシュがきつく、またアプローチにも時間を要するので、2、3泊するつもりで一挙に2、3区間をまとめて路査することも必要となるであろう。ブッシュが寝ているこの残雪期を逃すと、次の秋・冬までかかることになるが、全区間踏査に向けて引き続き積極的に取り組みたい。

(金井 良碩)

photo:関西支部と山陰支部との合同路査(赤岩の頭で:05年4月3日)
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