中央分水嶺踏査登山活動報告
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首都圏U・丹水会 ここ数年あまり神奈川県中央部に位置する丹沢をホームグラウンドとして、春と秋に年2回の山行を重ねてきた丹水会が、中央分水嶺踏査に早々と名乗りをあげたのは、会として丹沢以外の山も経験してみたいとの願望があったからだ。上信地区の山田峠から鳥居峠間の担当となったが、この地域の山行記録はそれほど多くはないし、ガイドブックに載るほどの山も少ない。インターネットで調べてみると、記録はすべて薮こぎが大変とあって、悲鳴が聞こえてくるようである 実際に歩いてその嘆きが決して大げさではなかったことを実感。薮を警戒して残雪期にとりあえず出かけたが、雪が少なくてかなりのところでササが頭をもたげていたのは大いなる誤算であった。 記録はホームページでご覧いただくとして、印象的だったのは日本海側と太平洋側の地形の違いである。なだらかな太平洋側に比べて日本海側のなんと荒々しいことか。地形の異なりは人々の暮らしにも大きな影響を与える。太平洋側では万座山が頂上近くから緩やかに裾野を広げ、古くから温泉とスキー場が発達した。分水額が四阿山につき当たって菅平に至るまでの日本海側は崩落が激しい。分水穎はここで90度方向を転換し、浅間山の裾野へと続くが、総じて太平洋側の方が緩やかだ。 分水嶺の一角に立ち、広大な平原に集落ができ、娯楽施設の林立へと変貌する過程で、麓の暮らしも山に入る形態もずいぶん変化しただろうとことを考えるとより興味が増す。踏査記録にそういう一面の記録が加われば、さらに充実したものを残すことができるのではないだろうか。 (泉 久恵) |
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