岐阜支部より 「笠ヶ岳」(2897.5m)
ご来光
早田道治会員 撮影
大槍・小槍、北鎌尾根ごしのご来光はすばらしい
独立峰の笠ヶ岳(2897.5m)は、遠い立山から見ても近い穂高から見ても、山麓の平湯から仰いでも、飛弾の高山から眺めてもすぐそれと指摘できる、文字通りの笠ヶ岳である。とりわけ、雲ノ平から黒部乗越の鞍部のむこうに凛とそびえ立つ姿には惚れ惚する。頂上から南の大木場ノ辻へ延びている尾根の途中には奇岩峰を持つ錫杖岳があり、北東に延びる尾根は、抜戸岳、弓折岳を経て樅沢岳まで続いており、花が多く主稜線から外れているため静かな尾根歩きが楽しめる。
対面する槍穂高連峰に登ると、笠ヶ岳の東面の崖にほぼ水平で明瞭な縞模様が見られる。この縞模様は西面にも現れていて、注意深く展望すると高山盆地からでも確認できる。この地質は白亜紀末のカルデラ火山によってできている。カルデラ内には厚い火砕流堆積物と溶岩が繰り返し堆積し、その後の北アルプスの隆起に伴って激しく浸食され、笠ヶ岳の東面に縞模様となって現れている。
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